事故の状況などを記録するドライブレコーダーについて、NHKが大手鉄道会社の設置状況を調べたところ、設置を進める会社がある一方で、一部の会社は設置しておらず、まだ十分に広がっていないことが分かりました。 4月2日、台湾で特急列車が脱線した事故では、運転台に設置されたカメラに線路脇で横転したトラックと衝突した様子が記録されていて、原因の調査に活用されています。 国内では、鉄道車両に映像による記録装置いわゆるドライブレコーダーの設置は義務づけられていませんが、16年前のJR福知山線の脱線事故のあとの国の検討会では、設置が望まれるとされました。 NHKは4月、JRと大手私鉄合わせて22社にドライブレコーダーの設置状況やその理由についてアンケート調査を行いました。 その結果、JR各社では、新幹線を除く在来線でJR西日本がすべての編成に、JR東海がほぼすべての編成に、JR東日本は首都圏を走るすべての編