この間亡くなったスティーヴ・ジョブズ氏のことは、アップル社のカリスマ的経営者というぐらいにしか知らなかったが、亡くなったあと、サイトに出ていた様々な記事を読んでみた。(私がパソコンを使い始めた最初の10年間はマック愛用者だったので、アップル社にはとてもお世話になった。90年代は、まだのんびりしていて、アップル社のサポート・センターに電話して、パソコンの使い方でわからないところを尋ねると、無料で何時間も付き合って、答えてくれたものだ)。 スティーヴ・ジョブズ氏は若い頃、ヒッピー文化やインド哲学に惹かれ、ラム・ダス(「ビ・ヒア・ナウ」の著者)のグルであるニーム・カロリ・ババに会いに、実際にインドまで出かけたが、ニーム・カロリ・ババは彼がインドへ到着する一ヶ月前に亡くなり、会えなかった。インドに滞在して、彼はインドの貧困に衝撃を受け、またインドの霊性の伝統にもある種の失望を感じ、「ニーム・カロリ