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ブックマーク / www.tachibana-akira.com (14)

  • マクロ経済学のどこがヤバいのか – 橘玲 公式BLOG

    新刊『「読まなくてもいい」の読書案内』の第一稿から、紙幅の都合で未使用の原稿を順次公開していきます。これは第3章「ゲーム理論」で使う予定だった「複雑系経済学」の紹介です。 ************************************************************************ 経済学が抱える最大の問題が「合理的経済人」の前提にあることは間違いない。行動経済学がこの前提が成立しないことを証明した以上、経済学も、ゲーム理論も、理論の正当性に深刻な疑問を突きつけられている。 この矛盾は、じつは経済学の内部でも気づかれていた。 大学で勉強する経済学は、ミクロとマクロに分かれている。ミクロ経済学は家計(消費者)の需要と企業(生産者)の供給から市場の構造を一般化しようする「帰納型」で、マクロ経済学は国民所得や失業率、インフレ率などのデータから一国経済を分析しよ

    マクロ経済学のどこがヤバいのか – 橘玲 公式BLOG
    yasudayasu
    yasudayasu 2015/12/26
    これは ひどい
  • 同和地区を掲載することは「絶対に」許されないのか? | 橘玲 公式サイト

    「ハシシタ 奴の性」について、『週刊朝日』に編集長の「おわび」が掲載された。今後は第三者機関が記事掲載の経緯を検証し、結果を公表するという。結論が出るまでにはかなり時間がかかるだろうが、今後の議論の参考に事実関係を整理しておきたい。 最初に、以下のことを断わっておく。 「ハシシタ 奴の性」は、出自や血脈(ルーツ)を暴くことで橋下市長を政治的に葬り去ることを目的としている。だからこれは、ノンフィクションというよりもプロパガンダ(政治的文書)だ。 記事のこうした性格を考えれば、橋下市長が、記者会見での回答拒否を含むあらゆる手段を行使して『週刊朝日』に謝罪と連載中止を求めるのは当然だ。一連の行為が正当かどうかは、今後、有権者が判断すればいいことだ。 著者である佐野眞一氏の、「両親や、橋下家のルーツについて、できるだけ詳しく調べあげ」るという手法に反発したひとは多いだろう。私もこうした手法には

    yasudayasu
    yasudayasu 2012/10/27
    橋下氏に対する人格攻撃の一環として部落を使うという文脈の中で、同和地区を掲載することは「絶対に」許されないものであろう。
  • 週刊朝日は謝罪すべきではなかったし、連載を続けるべきだった | 橘玲 公式サイト

    出版の世界の片隅にいる者として、ノンフィクション作家・佐野眞一氏が『週刊朝日』に書いた「ハシシタ 奴の性」と、その後の出版社の対応について思うことを述べておきたい。 いまから20年ちかく前のことだが、私はその頃小さな出版社に勤めていて、屠場労組の主催する糾弾の場に出たことがある。当時の糾弾というのは、十数社の新聞社・出版社の幹部や編集責任者が一堂に集められ、100人あまりの組合員の前で差別表現を謝罪するというものだった。 典型的な差別表現は「士農工商」「屠殺」「屠所に引かれる羊のように」で、こうした言葉を注釈なしに使った出版社は「差別に対する意識が足りない」として謝罪を迫られた。このとき会場を埋め尽くした組合員から、「お前は踏まれた者の痛みを知っているのか!」などと怒号を浴びるのが“糾弾”の由来だ(もっともこうした糾弾は70年代がもっとも激しく、私が参加したときはかなり形骸化していた)。

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    yasudayasu
    yasudayasu 2012/10/20
    ふつう初対面のひとに向かって「お父さんはなにをされていたんですか?」と聞くものか?子供の時ならともかく。そもそも、批判に耐えるか否かといった点を議論したり、権力との闘争として扱う次元の話ですらない。
  • 素晴らしきベーカムの未来 – ページ 2 – 橘玲 公式BLOG

    必然的な“強制労働” ベーカムを支持するひとたちは、既存の福祉制度にしがみつく政治家や官僚が理想の実現を邪魔しているのだと非難する。たしかにそうした現実はあるだろうが、じつは、福祉国家ですらベーカムに尻込みするのには別の理由がある。 仮に日にベーカムが導入されたら、次の3つのことが確実に起きるだろう。 強制労働 超監視社会 鎖国 これがベーカムの未来であることを、以下、順に説明していこう。 民主国家がベーカムを導入するためには、いうまでもなく国民の合意が必要だ。 ベーカムを年100万円とすれば、夫婦と子ども2人の無収入の世帯は年400万円の不労所得を得ることができる。それに対して所得1000万円のひとは400万円を納税するのだから手取り600万円になり、同時に自分の家庭とは別に1世帯の生計を支えることになる。ここで日国は「国家がすべての国民の生活最低保障をするのは正義だ」ということを納

    素晴らしきベーカムの未来 – ページ 2 – 橘玲 公式BLOG
    yasudayasu
    yasudayasu 2012/07/04
    一律で貰えるのに「ベーカムでは所得をより少なく申告することで収入を最大化できる。」なんてことはありえない。
  • 素晴らしきベーカムの未来 – 橘玲 公式BLOG

    『週刊新潮』からの依頼で寄稿した「ベーシックインカムは『橋下市長』の亡国政策」を、編集部の許可を得てアップします。 雑誌タイトルは『週刊新潮』編集部がつけたものなので、エントリーのタイトルは別のものにしています。 週刊誌の記事なので、個々のソース(参考文献等)は記載してありません。後日、追記のかたちでアップしたいと思います。 ********************************************************************** 年齢や性別、出自や能力のちがいにかかわらず、日人というだけで誰もが最低限の生活を保障される。そんな世の中になったらどんなに素晴らしいだろう。 橋下徹大阪市長率いる大阪維新の会は“生活最低保障制度の創設で貧困を根絶する”という理想を高く掲げる。この政策は、一般にはベーシックインカム(ベーカム)と呼ばれている。 ベーカムでは、日

    素晴らしきベーカムの未来 – 橘玲 公式BLOG
    yasudayasu
    yasudayasu 2012/07/04
    まったくベーシックインカムについて理解していないトンデモ。労働インセンティブに大きな影響を与えない--だから当然強制労働とかも不要--のが利点であり、前回も指摘されまくったのに理解できないようだ。
  • 毎月分配型投信の不都合な真実 – 橘玲 公式BLOG

    『日経ヴェリタス』4月29日号の特集「静かなる投信革命」のなかに、「毎月分配型からマネー流出」(山下茂行、松裕子記者)というインパクトのある記事が掲載されている。とりわけ衝撃的なのは、毎月分配型投信の元払い戻し度合いを一覧にした表だ。 これは日の投信業界の歪んだ構造を象徴するものなので、そのまま紹介したい。 この表の見方は簡単で、たとえば人気ナンバーワンのグローバルソブリンは、この1年間の運用成績が0.8%で、投資家に年7.8%の分配金を支払っている。ということは、足りない7%分は元を取り崩していることになる。ようはタコ足配当だ。 これを見ると、驚くべきことに、31の毎月分配型投信のなかで、運用成績の範囲で分配を行なっている(元を取り崩していない)投信はわずか1しかない(「ダイワ日国債ファンド」で分配率2.3%)。残りはすべてタコ足配当で、そのうち6にいたっては、運用成績

    毎月分配型投信の不都合な真実 – 橘玲 公式BLOG
    yasudayasu
    yasudayasu 2012/05/03
    (税やコストを別とすれば)特段に有利でも不利でもない商品に対して何を「いくらなんでもヒドすぎる」と感じてるのだろう。
  • ベーカムは「愚者の楽園」追記 – 橘玲 公式BLOG

    前回のエントリーで、ベーシックインカム(ベーカム)と同様の試みとして、産業革命勃興期(1795~1834年)にイギリスで実施されたスピーナムランド法を紹介した。1200字のコラムでは細かなことまで説明できないので、すこし追記しておきたい。 市場の拡大とともにイギリス社会がはじめて体験した「貧困」という問題に対処するため、「貧困者一人ひとりの所得に関係なく最低所得を保障する」という制度が導入された。スピーナムランド法は、自由経済のもとで、現金給付によって貧困問題を“最終解決”しようとするとなにが起きるのかの壮大な社会実験だった。 この所得保障制度は厳密にはベーカムとは異なるが、ひとは同じような経済的インセンティヴ(働かなくてもべていける)に対して同じような反応をするとすれば、結果もおそらく似たようなものだろう。「スピーナムランド法は大失敗したが、ベーカムならうまくいく」という説得力のある説

    ベーカムは「愚者の楽園」追記 – 橘玲 公式BLOG
    yasudayasu
    yasudayasu 2012/03/14
    救貧手当支給の額(有無)が収入に左右されてしまうスピーナムランド制度とBIでは、まさにインセンティブの構造が全く異なるし、そここそが重要な点なのに、全く理解していない「愚者の考察」。
  • 東京電力には値上げの「権利」がある 週刊プレイボーイ連載(39) – 橘玲 公式BLOG

    東京電力の値上げ問題で、「料金の申請というのは、われわれ事業者としての義務というか、権利です」という社長の発言が強い批判を浴びています。原発事故で赤字になったのが値上げの理由ですから、利用者が怒るのも当然です。 しかしここでいちど冷静になって、値上げ申請が「義務」や「権利」になるのはなぜかを考えてみましょう。 株式会社は株主を「主権者」とする法人で、日の会社法においても株主が株式会社の所有者であることは明確です。 株主は、株主総会で自らの利害を代弁する取締役を選任し、取締役は議長(代表)を中心に取締役会を開催して、会社の経営を任せる責任者を決めます。取締役会の代表が「代表取締役」で、取締役会によって任命された経営者が「CEO(最高経営責任者)」です。 この仕組みを国家にたとえるなら、株主は主権者である国民、取締役は選挙で選ばれた国会議員、代表取締役が首相で、官庁という会社を経営する責任者

    東京電力には値上げの「権利」がある 週刊プレイボーイ連載(39) – 橘玲 公式BLOG
    yasudayasu
    yasudayasu 2012/02/28
    何故この世の中に独占禁止法というものがあるのか、一度勉強してみるといい。
  • 現代の錬金術は成立するか? 書評『日本破綻を防ぐ2つのプラン』 – 橘玲 公式BLOG

    『日破綻を防ぐ2つのプラン』で、経済学者の小林慶一郎氏がきわめて刺激的な提言をしている。それはかんたんにいうと、次のようなものだ。 このままでは日の財政は破綻してしまう。 財政破綻で円が暴落することを考えれば、現在の円高は市場の誤解(もしくは楽観)によるものだ。 だとしたらそれを利用して、日政府は大規模な外貨建て投資を行なえばいい。 日が巨額の外貨建て資産を保有していれば、円が暴落しても、為替差益によって損失を補填することができる。 市場参加者の誰もが、財政破綻で日が損をしない(かえって得をする)ことを知っていれば、財政は破綻しないだろう。 最後のところがわかりにくいかもしれないが、これは金融資産に対して100%のヘッジをかけている(保険に入っている)のと同じだ。 国債の暴落は、国家が利払いや償還の約束を反故にするのではないかという投資家の不安によって引き起こされる。しかし国債の

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  • 今年はどんな年になるだろうか2012 – 橘玲 公式BLOG

    ひさしぶりに日に戻ってきて、たまっていた新聞を整理しながら、今年はどんな年になるのか考えてみた(去年も同じことをしていた)。 もちろん誰も未来を知ることはできないし、去年の予想でも、東日大震災や原発事故はもちろんのこと、(中東を旅したばかりだというのに)「アラブの春」の到来にもまったく気づかなかった。その一方でユーロ危機のように、予定調和的に事態が悪化していくものもある。これは、「構造的な問題は現実化する」からだ。 その意味で昨年は、世界がどのような構造的な問題を抱えているのかが明らかになった年だった。 アメリカは、「雇用なき回復Jobless recovery」から抜け出せそうもない。年末の株価は1万2000ドルをなんとか維持したが、失業率は2009年以来9%台に張りついたままで一向に改善の気配がない。国勢調査局によれば、アメリカ貧困者は4618万人で過去最多となり、全人口に占める

    今年はどんな年になるだろうか2012 – 橘玲 公式BLOG
    yasudayasu
    yasudayasu 2012/01/05
    米国の雇用なき回復って本当かな?09年10月の10.1%から足元8.6%。約2年で1.5%はオークン法則を考えれば、妥当ないしそこそこ良い速度での雇用回復だと思うけど。実質成長率が7~8%とかになるのが可能と考えるなら別として。
  • 「グローバリズム」は和製英語? – 橘玲 公式BLOG

    TPPの議論でも、“グローバリスム”“アンチ・グローバリズム”という言葉が頻繁に使われていますが、以前からこれは和製英語ではないかと疑問に思っていたので、それについて書きます。 このことを教えてくれたのは知り合いのオーストラリア人で、「日人のいうGlobalismは一般的な使い方じゃないよ」といわれたのですが、これではたんなる印象批評なのでちょっと調べてみました。 Wikipediaで“Globalism”を検索すると、「2つの異なる意味がある」と書かれています。 ひとつは、世界を国家単位ではなく、地球単位で考えるGlobalism(地球主義)で、この意味で“Globalist”というと、環境保護主義者とか、南北問題を考えるリベラル派といった感じになるのでしょう。 もうひとつは、「世界全体に対して政治的影響力を行使する」ことで、国際政治学者ジョセフ・ナイと、カナダのエッセイストJohn

    「グローバリズム」は和製英語? – 橘玲 公式BLOG
    yasudayasu
    yasudayasu 2011/11/24
    誤訳はスティグリッツの意図を歪めてしまう。「グローバリゼーションには世界中の、とりわけ貧しい人を豊かにする可能性が秘められている」うえで、IMFや世銀に巣食う“グローバル化を歪める”官僚の弊害を批判。
  • こんなに若者が幸福な時代はない – 橘玲 公式BLOG

    この20年はほんとうは「幸福」だったのではないかか、というエントリーを書きましたが、それに関する興味深いデータがあるので、あわせてアップしておきます。 下のグラフ(画像をクリックで拡大)は、社会学者・古市憲寿の『絶望の国の幸福な若者たち』に掲載された図をスキャンして、わかりやすいように着色処理したものです。同書によれば、古市自身もこのデータを豊泉周治『若者のための社会学』で知ったとのことで、その後、一部の社会学者のあいだで話題になったようです。 このデータは内閣府の「国民生活に関する世論調査」によるもので、グラフを見れば明らかなように、20代男子の「生活満足度」は1970年~90年に比べて、この10年間で15%近くも急上昇しています。いまの若者は、1980年代のバブル最盛期の若者たちよりもずっと「幸福」なのです。 世間では、「グローバリズムによる格差社会で若者が不幸になった」と大合唱されて

    こんなに若者が幸福な時代はない – 橘玲 公式BLOG
    yasudayasu
    yasudayasu 2011/11/02
    若い時には将来の希望と現状のギャップで幸福度が左右され、年を取るに従いそれ以外の要因(例えば純粋に現状だけ)で幸福度が左右される、というだけ。今の若者が希望すら持てないというのの否定材料にはならん。
  • 第8回 ほんとうは幸福だった20年?(橘玲の世界は損得勘定) – 橘玲 公式BLOG

    用事があって九州の地方都市に出かけた。ホテルに着いて、着替えの下着を忘れたことに気がついたので、近くのスーパーに買いにいった。 都合のいいことに、入口の横で下着類の特売をしていた。Vネックのメッシュの半袖シャツ(フィリピン製)2枚組580円が480円に値引きされていて、それがさらに半額になっていた。支払額は240円、シャツ1枚あたりわずか120円だ。 そのあとスーパーの中を覗いてみたのだが、ワインのフルボトルは500円前後のものがほとんどで、いちばん高いオーストラリアワインが1050円だった。アーモンドやカシューナッツなどは1袋98円のコーナーに並んでいた。経営者は、それ以上高いものを置いても意味がないと考えているようだった。 80年代に東南アジアを旅行すると、物価の安さに度肝を抜かれた。バブルの頃は、若いOLが週末を利用して香港やシンガポールにブランドものを買いにいくのが当たり前だった。

    第8回 ほんとうは幸福だった20年?(橘玲の世界は損得勘定) – 橘玲 公式BLOG
    yasudayasu
    yasudayasu 2011/10/26
    今さら良いデフレ論かよ(笑) 失業率のデータすら見たこと無いのかな?あんたの所得が一定でも、皺寄せがいっている人は悲惨なの。失業という資源の浪費が無ければどれだけ余裕が生み出せたことやら。
  • 円高に慌てるな 資産防衛3つの鉄則 (月刊『文藝春秋』10月号) – 橘玲 公式BLOG

    月刊『文藝春秋』10月号(9月10日発売)に掲載された「円高に慌てるな 資産防衛3つの鉄則」を編集部の許可を得てアップします *前半部分は、「円高と株安についての個人的感想」と同じです。既読の方は飛ばしてお読みください。 *                   *                   *                   *                   *                   *                   *                   * 財政赤字が膨張をつづけ、日国債が格下げされても、円は戦後最高値を更新している。なぜ財政が破綻しそうなのに円だけが高くなるのか? この疑問にこたえるには、そもそも今は円高ではない、ということから説明しなければならない。 円高なのに円高ではない? これはいったいどういうことだろう。 そこでまず、

    円高に慌てるな 資産防衛3つの鉄則 (月刊『文藝春秋』10月号) – 橘玲 公式BLOG
    yasudayasu
    yasudayasu 2011/10/13
    実質実効レートの使い方を誤っている上に"名目為替レートを円安にするには、金利を上げるか、インフレにするかしかなく、日銀がいくら市場介入してもなんの効果もない。"とか、その他も超トンデモ。
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