「パタニティ・ハラスメント」という言葉をごぞんじだろうか。育児に積極的に参加する父親たちに対して行われるハラスメント行為のことで、Paternityとは英語で“父性”を意味する。 日本労働組合総連合会が実施したパタニティ・ハラスメントに関する意識調査によれば、今の職場は男性が子育てしながら働ける環境ではないと感じている人の割合が51.0%にものぼるという。調査は2013年12月4~9日に行われ、対象は20~50歳代の男性1000人。 「育児・介護休業法」という法律があることを知っている人は69.0%で、従業員規模が10人以上の職場では7割を超えるが、10人未満では59.2%と著しく低い結果となった。 職場で男性の子育てにもっとも理解があるのは誰か聞いたところ、45.1%が「誰もいない」と回答。ついで「同僚・部下」となっており、上司は男性の子育てにあまり理解がないと感じている人が多いことがう