電子コミック販売サイト「漫画onWeb」や電子書籍取次サービス「電書バト」などを運営する漫画家の佐藤秀峰さんは、2月に伝書バトが実施した、電子コミック131冊を各11円で販売するセールの効果で、2月の売り上げ総額が3億円を超えたことを明らかにした。売り上げトップだった佐藤さん本人には、1億3000万円以上の印税が入ったという。 出版不況の中、この結果が「すべての漫画家の希望となることを願っている」としている。 セールは、「楽天Kobo電子書籍ストア」で2月2日から1カ月間実施。「海猿」(佐藤秀峰作)、「禍々しき獣の逝く果ては」(楠本弘樹作)、「あいこのまーちゃん」(やまもとありさ作)など42タイトル・合計131冊を各11円で販売した。 2月の売り上げ総額は3億円を超え、各作家が受け取るロイヤリティ額は、トップの佐藤さんが1億3388万円、2位が佐藤智美さんが1896万円、3位が716万円(
Gunosyは6月29日、人気漫画をスマートフォン上で連載形式で読める「グノシーマンガ」を7月にスタートすると発表した。情報キュレーションアプリ「グノシー」に新コーナーを開設する。第1弾は「金田一少年の事件簿」「のだめカンタービレ」など計10作品。 講談社、ディー・エヌ・エー(DeNA)と提携し、講談社から「金田一少年の事件簿」「のだめカンタービレ」「エリートヤンキー三郎」の3作品、DeNA「マンガボックス」から「新宿D×D」「マネーファイト」「特区八犬士 [code:T-8]」など7作品と、計10作品の無料連載を始める。それぞれ毎週新しいストーリーを更新する。 同社は4月の東証マザーズへの上場時、成長戦略の1つとして「『グノシーマンガ』『グノシー占い』などコンテンツのリッチ化」を掲げていた。 関連記事 Gunosyが利益見通しを大幅に上方修正 新規DL獲得好調で Gunosyが通期の利益
アマゾンジャパンは1月21日、Windows向け無料アプリケーション「Kindle for PC」を公開した。和書を含むKindle本をWindows PC上で閲覧するための専用アプリだ。 購入したKindle本をWindows PC上で閲覧でき、Kindleリーダーやスマートフォン/タブレットアプリなどと読書の進行状況を同期させることができる。コンテンツはPCのローカルにダウンロードする形のため、オフラインでの閲覧も可能だ。 フォントサイズや背景色のカスタマイズ、ページの見開き表示、ズーム表示、検索や辞書の参照機能も備える。対応OSはWindows 7/8/8.1。 PC向けにはWebブラウザで閲覧できる「Kindle Cloud Reader」を昨年9月にリリースしたが、雑誌や洋書などは閲覧できるものの和書(リフロー型)は非対応。「和書をWindows PCの大きな画面で読みたい」とい
KADOKAWAはこのほど、直営の電子書籍ストア「BOOK☆WALKER」で、角川文庫の書籍100冊が月額500円(税別)で読み放題になる会員制サービス「角川文庫プレミアムクラブ」を開始した。スマートフォン・タブレットで利用できる。 古典、ミステリー、ファンタジー、歴史などさまざまなジャンルの書籍100冊と、角川書店が編集する電子文芸誌「文芸カドカワ」「小説屋sari-sari」が月額500円で読めるサービス。閲覧は無期限(一部書籍は期間限定)。解約後も同月内なら読み続けられる。 当初のラインアップは、「日本アパッチ族」(小松左京)、「幻魔大戦〈1〉」(平井和正)、「悪果」(黒川博行)、「Another〈上〉」(綾辻行人)など。毎月数点の新作を追加する。 「文芸カドカワ」(単品購入は450円)は30~40代の男性を想定メイン読者に、万城目学、大倉崇裕、津原泰水などの約10作品を毎月掲載。「
大日本印刷(DNP)とトゥ・ディファクト(2Dfacto)は12月2日、本の店頭在庫や棚の位置などを確認できるスマートフォンアプリ「honto with」(ホントウィズ)を2014年12月中旬から配信すると発表した。DNPグループの書店、丸善・ジュンク堂書店・文教堂のうち、「hontoカード」が利用できる約130店舗に対応する。 本の店頭在庫や棚の位置、レビュー、電子版の試し読みなどが可能。通販サイト「honto」から紙の本や電子書籍を購入することもできる。 アプリやhontoサイトで見た本は「チェックした本」リストに自動的に追加され、購入したい場合は「欲しい本」リストに簡単に移動できる。「欲しい本」リスト上のすべての本の在庫を複数の店舗から一括検索することも可能だ。 来店時にアプリを使うと「hontoポイント」を付与するほか、「hontoカード」を利用して購入した本は「マイ本棚」リストに
ドワンゴは9月26日、読書履歴を管理できるサービス「読書メーター」などを運営するトリスタを17億円で取得し、完全子会社化すると発表した。 読書メーターは2008年にオープンした定番の読書管理サービス。読んだ書籍や読書量の管理、ユーザー同士のコミュニケーション機能などを備えている。トリスタはこのほか、好きな楽曲の情報を共有する「音楽メーター」や、旅行写真を共有する「旅コレ」などを運営している。 ドワンゴは、漫画やイラスト、電子書籍を扱う「ニコニコ静画」を運営。25日には定番電子書籍ビューワー「i文庫」の取得を発表するなど、書籍関連の動きを活発化している。 関連記事 自分の読書量をグラフで管理 「読書メーター」 読み終わった本を登録し、自分の読書量をグラフで確認できるサイト「読書メーター」が公開された。 ドワンゴ、電子書籍ビューワー「i文庫」取得 開発者は電子書籍チームに 電子書籍ビューワーの
人気漫画「ハイスコアガール」が他社ゲームのキャラクターを無断で使用していたとして、出版元のスクウェア・エニックスが著作権法違反容疑で家宅捜索を受けた問題で、同作を連載している「月刊ビッグガンガン」(スクウェア・エニックス刊)の編集長が8月11日、同作を「一時休載する」と発表した。 「読者の皆様へ」と題した中野崇編集長名の文書を11日、ビッグガンガン公式サイトで公表し、休載を発表した。スク・エニは5日に家宅捜索を受け、6日までに単行本全巻の自主回収を決定。6日時点では「連載は継続する」としていたが、方針を変えたようだ。 文書によると、単行本の自主回収は、「刑事告訴がなされたことを真摯に受け止め、法的判断が明らかになるまで販売を差し控えるべきと判断」したことが理由。連載は「諸般の事情を鑑み」決めたという。連載再開が決まり次第、ビッグガンガン公式サイトと誌上で報告するとしている。 「ハイスコアガ
人気漫画「ハイスコアガール」がゲームのキャラクターを無断で使用していたとして、出版元のスクウェア・エニックスが著作権法違反容疑で家宅捜索を受けた問題で、告訴したSNKプレイモアは8月6日、「販売の即時停止を求めたが、なんら誠意ある対応がなかった」などとするコメントを発表した。 同作品は「月刊ビッグガンガン」誌上で押切蓮介さんが連載中。作品中、SNKプレイモアが著作権を持つ「ザ・キング・オブ・ファイターズ」(KOF)や「サムライスピリッツ」などのキャラクターを許諾なしに使用したとして、大阪府警が5日、東京・新宿のスクウェア・エニックス本社などを家宅捜索した。 報道によると、同作品のアニメ化にあたり、映像製作会社が昨年夏ごろにSNKプレイモアにキャラクターなどの使用許諾について問い合わせたことがきっかけで無断使用が発覚したという。告訴は今年5月だったという。 SNKプレイモアによると、「重大な
米Amazon.comは7月18日(現地時間)、月額9.99ドルで電子書籍とオーディオブックが読み放題となる新サービス「Kindle Unlimited」を開始した。同サービスは、発表前に公開前のページが発見され話題となっていた。 米国ユーザー向けのサービスで、Kindle端末やKindleアプリが動作する環境があれば、無制限に電子書籍とオーディオブックを読むことができる。また、30日間の無料体験期間も用意されている。 Amazonプライム会員向けに月1冊電子書籍を無料で提供する「Kindleオーナー ライブラリー」などは存在したし、電子書籍の定額読み放題は海外ならOyster、国内だとブックパスやyomel.jpなども提供している。 オーディオブックもサービスメニューに含めているのは、既存の電子書籍読み放題サービスとも少し異なる点だ。プレスリリースによると、Kindle Unlimite
米Amazon.comがサブスクリプション制電子書籍サービスを準備中──。米GigaOmが7月16日(現地時間)、削除されたテストページのキャッシュに基いてこう報じた。 このテストページによると、サービスの名称は「Kindle Unlimited」で、料金は月額9.99ドル。60万冊以上の電子書籍と数千冊のオーディオブックを無制限に読む(聴く)ことができる。 「ハンガー・ゲーム」や「指輪物語」、「ハリー・ポッター」シリーズなどの人気シリーズも読めるようだが、トップページにはHachetteやSimon & Schusterのような大手出版社の書籍は見当たらない。紹介されている書籍の多くは「Kindleダイレクト・パブリッシング」のものだ。 Amazonはプレミアム会員向けの「Kindle オーナーライブラリー」で、Amazonが用意するライブラリから毎月1冊無料で電子書籍を読めるというサー
米Amazon.comは、出版大手Hachetteとの契約更新が難航する中、Hachetteから書籍を出版している著者やそのエージェントの一部に直接メールを送り、懐柔を図っていると米New York Timesが7月8日(現地時間)に報じた。 New York Timesが入手したメールの差出人はAmazonで出版社と作家を担当する幹部、デビッド・ナガー氏になっており、メールを受信した作家の作品の電子書籍版に関し、Amazonでの売り上げの100%を作家に提供することと、現在行っているHachetteの出版物の出荷遅延や高い価格設定をやめることを提案しているという。 メールを受け取った米国の作家組合Authors Guildのロクサーナ・ロビンソン代表はNew York Timesに対し、「Amazonがわれわれとの建設的対話を望むならいつでも応じる準備があるが、このような(メールを個別に
米Amazon.comによる米大手出版社Hachetteへの攻撃が激化している。Amazon.com上の、Hachetteが近く出版する多数の書籍のページから予約ボタンが消えた。 例えばHachette傘下の出版社Mulholland Booksの「The Silkworm」では、日本のAmazonでは予約ボタンがあるが、Amazon.comでは「Currently Unavailable(現在利用できません)」となっている。 両社の確執については、The New York Timesが5月9日(現地時間)に最初に報じた。書籍販売に関する契約交渉が決裂した後、AmazonがHachetteの書籍の販売価格をほとんど定価のままにするなどの圧力をかけているという。 Amazonは“嫌がらせ”としてこの他、通常であれば2~3日のはずの「お届け予定日」を数週間と表示したり、書籍ページの上部に「より
「保護期間の延長は、私たちの今後得るはずの共有財産の幅を狭める」――政府がTPP(環太平洋パートナーシップ協定)の知財交渉で著作権の保護期間を作者の死後70年で統一することで調整に入ったとの報道を受け、青空文庫は5月22日、危機感を表明する文書を、新着情報ページ「そらもよう」で公開した。 日本の著作権法では現在、著作権保護期間は作者の死後50年だが、権利者団体などがたびたび70年への延長を要望し、議論になっていた。TPP交渉では米国が延長を求め、日本とカナダなどが同調したと報じられている。 青空文庫は、呼びかけ人の故・富田倫生氏を旗振り人として、一貫して保護期間延長に反対。「保護期間の延長が、私たちの今後得るはずの共有財産の幅を狭め、それどころか現在共有している財産すらも多数失わせるおそれがある」ことが理由だ。 70年に延長されれば、今後20年間、新たにパブリックドメインとなる本がなくなり
お客様の設定により、お客様情報が「非表示」となっております。お客様情報を表示するにはdアカウントでログインしてください。 お客様情報表示についてへ お客様情報表示についてへ 株式会社NTTドコモ(以下ドコモ)は、「dマーケット®」の新たなサービスとして、電子雑誌の定額読み放題サービス「dマガジン®」を、2014年6月以降に提供開始いたします。 「dマガジン」は、スマートフォンやタブレットを使って、70誌以上の最新人気雑誌が月額400円(税抜)で読み放題になるサービスです。男性ファッション、女性ファッション、経済・ビジネス、芸能・エンタメ、趣味・スポーツなど幅広い分野の雑誌や記事を、何度でも、何冊でも自由にお読みいただけます。1 お気に入りの雑誌を選んで記事を閲覧できるのはもちろん、「dマガジン」ではすべての雑誌の記事を14のジャンルに分類して表示するため、興味のあるジャンルを指定するだけで
「驚愕のスピード。めちゃめちゃ手応えがあってヤバい。コンテンツをもっと充実させないと……」――マンガボックス編集長の樹林伸さんは、ダウンロード数拡大の勢いに驚く。「金田一少年の事件簿」「神の雫」など人気漫画の原作者として知られ、小説家でもある樹林さん。DeNAから乞われ、企画当初から編集長を任されてきた。 アプリ自体は完全無料で、現時点では収益はないが、ビジネス面での勝算は十分にあるという。「日本の漫画をグローバルに成長させたい」――樹林さんはマンガボックスに、そんな夢も込めている。 縮小する漫画市場 アプリによる「立ち読み」で復活を 日本の漫画市場は縮小の渦から抜け出せないでいる。1995年の5864億円(コミックス、コミック誌合計の推定販売金額)をピークに、2012年は前年比3.5%減の3766億円にまで落ち込んだ。 縮小スパイラルを断ち切るには、「“立ち読み”を復活させるしかない」と
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