仲里淳(編集部) インターネットの基盤技術、通信プロトコルであるTCP/IPの共同設計/開発者として知られるヴィントンG.サーフ博士(Dr. Vinton Gray Cerf)とロバートE.カーン博士(Dr. Robert Elliot Kahn)。この2人が、2008年の「第24回 日本国際賞(ジャパン・プライズ)」を受賞することが決まった。 「日本国際賞」とは、「国際社会への恩返しの意味で、日本にノーベル賞並みの世界的な賞を作る」という理念の基に創設された賞で、科学技術の分野を対象とした国際的なもの。財団法人国際科学技術財団が主体となって実施している。 科学技術全般を対象に、そのなかから毎年2つの分野を授賞対象として指定される。受賞者は、国籍、職業、人種、性別等は問わないが、生存者に限られる。受賞者には、日本国際賞の賞状、賞牌、賞金5千万円(1分野に対し)が贈られる。 日本国際賞につい