寝酒でぐっすりは大間違い、大量飲酒で依存症の恐れ《特集・差がつく睡眠力》 東洋経済オンライン7月30日(木) 11時 9分配信 / 経済 - 経済総合 目が冴えて眠れないときに、寝酒に頼った経験がある人は少なくないだろう。 国際比較調査によると、不眠で悩んだときの対策として、日本人は寝酒がトップ。しかも全体の3割を占め、他国の1〜2割と比べて高い数値となっている。その一方で、「医師に受診する」「睡眠薬を飲む」の割合の低さが際立つ。 病院に行って睡眠薬をもらうのには抵抗がある。お酒の力を借りて何とか寝てしまおう――。こうした風潮に、独立行政法人国立病院機構・久里浜アルコール症センター副院長の樋口進氏は、警鐘を鳴らす。 「寝酒は睡眠の質を大きく低下させる。アルコールが及ぼす睡眠への害を認識していない人はあまりにも多い」 ■ノンレム睡眠が減り、脳が休まらない お酒には、確かに入眠促進効