先週、米国などにおいてインターネットサービスの途絶が始まったのは、一部のTier1プロバイダーのインターネットルータのBorder Gateway Protocol(BGP)ルーティングテーブルが大きくなりすぎたことが原因であることが確実に分かっている。その結果、そうしたルータはインターネットのトラフィックを正しく制御できなくなった。 BGPは、インターネットで最も重要なプロトコルだ。BGPでは、各ルーティングドメインを自律システム(Autonomous System:AS)として指定している。BGPは最短の経路、つまりホスト間でASのホップ数が最小になる経路を探すために使われる。Tier1ネットワークは、Tier1のインターネットBGPルーティングテーブル全体にアクセスできる。通常、3大Tier1インターネットサービスプロバイダー(ISP)(Level 3、NTT、TeliaSonera
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