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ブックマーク / heartbeats.jp (10)

  • DNS前史:HOSTS.TXTとドメイン名ができるまで

    こんにちは、技術開発室の滝澤です。 先月(2022年7月)、『Software Design 2022年8月号』の特集記事『WebエンジニアのためのDNS速習講座』に『第2章:DNSの構成要素と名前解決のしくみ』という記事を寄稿しました。第1章でも滝澤が趣味で作成した資料『ドメイン名の歴史』が参考文献として掲載されていました。よい機会なので、ドメイン名ができるまでの歴史について文章としてまとめようと思い、このブログ記事を書きました。 なお、筆者自身はインターネットの原型であるARPANETや80年代のインターネットをリアルタイムには体験してはいないため、RFC(Request for Comments)やインターネット上にある当時のホストアーカイブを元に調査した内容をまとめたものになります。 ARPANETの時代 1969年から1980年代初期にかけてのインターネットの原型となったAR

  • TLS証明書チェッカーcheck-tls-certの公開

    こんにちは、技術開発室の滝澤です。 TLS証明書チェッカーcheck-tls-certを開発して公開したので紹介します。 このcheck-tls-certについて簡単に説明すると次の通りです。 check-tls-certは、TLS証明書の有効性と証明書チェインの検証するツール 主な用途は、TLS証明書の設置・更新作業の際の各種確認およびTLS証明書の(有効期限を含む)有効性の監視 様々な検査を実施し、各検査結果を出力することで問題箇所を把握しやすい check-tls-certの概要 TLS証明書チェッカーcheck-tls-certはTLS証明書の有効性と証明書チェインを検証します。 主にTLS証明書の設置・更新作業の際の各種確認およびTLS証明書の(有効期限を含む)有効性の監視のために利用できます。 次のサイトで公開しており、ReleaseページからLinux向けとmacOS向けのバ

  • NSDとDNSラウンドロビン

    権威ネームサーバのNSDがDNSラウンドロビンに対応したので、NSDとDNSラウンドロビンについて紹介します。 なお、この記事は『UnboundとDNSラウンドロビン』の姉妹編的な位置づけです。ほぼ同じようなDNSラウンドロビンについての説明があります。 NSDとは DNSサーバのソフトウェアとしてはBINDがデファクトスタンダードのような位置づけになっていますが、BIND以外にも様々なDNSサーバのソフトウェアがあります。その中の一つとしてNSDがあります。 NSDはオランダのNLnet LabsのW.C.A. Wijngaards氏が中心となって開発が行われています。NSDは元々はルートサーバ用として開発されましたが、現在のバージョンでは普通の権威ネームサーバとしての機能はほぼ実装されており、代表的な権威ネームサーバのソフトウェアの一つとなっています ちなみに、ルートサーバのHとKとL

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    yk5656 2014/09/30
  • 覚えておきたいbashシェルスクリプトのオプション

    こんにちは。CTOの馬場です。 今回もインフラエンジニア向けにちょっとした情報を紹介します。 今回は「覚えておきたいbashシェルスクリプトのオプション」です。 便利なものを3つ紹介します。 これを覚えておけば、シェルスクリプトとの付き合いが楽になること間違いなし! その1: eオプション まず1つめはeオプションです。 使い方としては bash -e shellscript.sh のように使います。 このオプションの効果ですが、man bashによると -e オプションが与えられた場合、返り値は最後に実行されたコマンドの返り値となるか、あるいはコマンドの一時ファイルでエラーが起きた場合には偽となります。2番目の形式を用いた場合、終了ステータスは再実行されたコマンドの終了ステータスとなります。 とのこと。。。よくわかりませんね。 平たく言うと、シェルスクリプトの一連の動作の中でエラー(ex

    覚えておきたいbashシェルスクリプトのオプション
  • nginxパッケージの選び方@CentOS6、Ubuntu14.04 - インフラエンジニアway - Powered by HEARTBEATS

    こんにちは。CTOの馬場です。 最近はnginxがパッケージでインストールできるようになってきたので、 いろいろなパッケージのconfigureオプションを比較してみました。 nginx.org公式パッケージ(stable = 1.6.0) @ CentOS6, Ubuntu14.04 nginx.org公式パッケージ(mainline = 1.7.3) @ CentOS6, Ubuntu14.04 Ubuntu公式パッケージ(1.4.6) @ Ubuntu14.04 nginxにはまだDSO機構がないので利用したいモジュールが入ったものを選ぶ必要があります。 バージョン、configureオプションをもとにパッケージを選びましょう。

    yk5656
    yk5656 2014/07/31
  • RHEL5/CentOS5でGlobalSignのルート証明書が有効期限切れで大騒ぎ

    こんにちは。CTOの馬場です。 昨晩1/28 21:00JSTにRHEL5/CentOS5にインストールされているルート証明書のうち、GlobalSignの有効期限が切れました。 伴ってREHL5/CentOS5からのHTTPS(SSL)接続にてGlobalSignの証明書を使っているサイトへの接続がエラーになるようになりました。 私の確認している範囲では、 curlコマンドやPHPcurlライブラリなどでの接続時に接続エラーとなることに起因して以下のような影響が出ています。 ※接続される側ではなくて、接続する側での問題です※ oauthなどの外部認証が不可 決済などの外部連携が不可 対策 RHEL5の場合、errataが公開されているのでupdateしましょう。 Red Hat Customer Portal https://rhn.redhat.com/errata/RHEA-201

    RHEL5/CentOS5でGlobalSignのルート証明書が有効期限切れで大騒ぎ
  • どうしてメモリはスワップするのか!?

    こんにちは。斎藤です。 最近、新しいスキー板が欲しいなと思っています。現在使っているOGASAKAの板は5年目に入り、メーカーからこれ以上はチューンナップ(メンテナンス)はできないよ、と言われてしまいました。もし、次に買うなら、スノーボーダーの人と一緒にパウダーに飛び込みやすいセミファットタイプが良いのかなと考えています。皆さんのオススメ、ぜひ教えてください。 さて、今日はLinux Kernel上でのメモリ管理、特にページ回収(Page Reclaim)とスワップに絞り、「スワップの理由」「ページを回収する仕組み」そして「スワップの様子を観察する」の3点に分けてお話しします。「スワップするのが気持ち悪い」と考えている方は少なくないと思いますし、私もそう考えていた時期がありました。しかし、それは当に悪い事なのか、今回掘り下げて行きます。 ※主な対象Kernelは2.6.32(Red Ha

    どうしてメモリはスワップするのか!?
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    yk5656 2014/01/16
  • ITインフラで起きる「もしも」のための12個のコマンド

    こんにちは。斎藤です。 ITインフラの障害は、多くの場合「予期せぬ」タイミングで発生します。特に、CPUリソースを多量に消費したり、Disk I/Oが輻輳している場合、その切り分けは困難な状況に陥りやすいものです。 そこで、日はITインフラ、特にOS・ミドルウェアを支えるにあたって、問題解決を助けてくれるであろう12個のコマンドを取り上げてみます。「必ず押さえておきたい」5つのものと「更に覚えると便利なコマンド」7つの2節に分けてお話しします。 ※CentOS 6.4 (64bit)を前提に取り上げます 必ず押さえておきたいコマンド もしITインフラ管理者になりたてな方はぜひ サーバサイドのプログラマをやっていたのだけれど、ある日突然「君、サーバ管理担当ね!」と、バトンを渡される方っていらっしゃると思います。私も以前はそのクチでした...。そうなってしまったとき、まずは覚えておきたい5つ

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  • デーモンの起動・終了にはserviceコマンドを利用しよう

    斎藤です。こんにちは。 今日は、デーモンの起動・終了に際してはserviceコマンドを使った方がいいよ、というお話です。 ※CentOS 6.4 (x86_64) でテストしています。尚、特記がある所を除きます。 デーモンの起動・終了には大きく2手 Linux、特にRedHat, CentOS, Fedora, Ubuntu[1]などでは、デーモンの起動・終了の制御の際に、大きく分けて次の2つの方法を用いる事ができます。 "/etc/init.d/"配下のスクリプト(以下、スクリプト)を直接実行する "service"コマンドを実行する 一見、同じ事をやっているように思えるのですが、実は違う部分があります。それは、起動スクリプトが扱う環境変数が違うのです。次の節で、検証してみます。 扱う環境変数が違う スクリプトを直接実行する場合は、実行時の際の環境変数をそのまま利用します。一方、serv

    yk5656
    yk5656 2013/06/26
  • UnboundとDNSラウンドロビン

    今回はキャッシュネームサーバのUnboundがDNSラウンドロビンに対応したので、UnboundとDNSラウンドロビンについて紹介します。 姉妹編『NSDとDNSラウンドロビン』もご覧ください。 Unboundとは DNSサーバのソフトウェアとしてはBINDがデファクトスタンダードのような位置づけになっていますが、BIND以外にも様々なDNSサーバのソフトウェアがあります。その中の一つとしてUnboundがあります。 UnboundはオランダのNLnet LabsのW.C.A. Wijngaards氏が中心となって開発が行われています。2008年5月20日の正式リリースから4年近く経ち、今では代表的なキャッシュネームサーバのソフトウェアの一つとなっています Unboundについての詳細は以下のサイトをご覧ください。 Unbound | 日Unboundユーザー会 Unboundの紹介 D

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    yk5656 2012/05/28
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