長野智子さんが今回話を聞いたのは、自民党の「女性認識」について論じた著書を出版した安藤優子さん。報道番組のキャスターとして第一線を走り続けた2人が報道の世界で感じた疑問点や後悔、そしてこれからの課題と考えていることはーー実はゆっくり話すのが初めてだという2人。縦横無尽に語り、そして共鳴します。 (上)安藤優子 生きづらい社会を変えるには面倒臭い女が必要 ←今回はココ (下)安藤優子&長野智子「女は家を守る」自民党の戦略だった 安藤優子さんとゆっくりお話をするのは今回が初めてだ。私が「ひょうきんアナ」としてバラエティー路線を爆走していた1980年代から海外を飛び回り、要人たちのインタビューをこなし、報道現場の最前線で活躍していたのが安藤さん。私はいつもその背中を勝手に追っていた。 「あの生意気な女は何なの」と総スカンを食らった 安藤優子さん(以下、安藤) 私がテレビ朝日の番組を卒業してフジテ