「表現の不自由」報告会のDM。画像はカリフォルニアにある《平和の少女》像のまわりで《忘却への抵抗》をパフォーマンスする明日少女隊 Photo © Nanyi Jiang 8月1日オープンの「あいちトリエンナーレ」に出品されていた「表現の不自由展・その後」が二日後に閉鎖された事件は、5日にはNYタイムズ紙の記事になり、CIMAM(国際美術館会議)の「美術館ウォッチ委員会」が声明を出して「甚大な関心」を表明するなど、国際的にも注目を集めている。 そもそも過去に検閲された、あるいは検閲的状況にさらされた作品を集めた展観が閉鎖されて、二重に表現の不自由が立ちあらわれた。大型国際展であること、また日韓関係が緊迫していることも注目の要因だ。 「あいトリ」HP や Art iT のニュース(ともにバイリンガル)や美術手帖オンライン版では事件の進展や声明などが刻々と報道されていて、関心の高さがうかがえる。