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ブックマーク / www.newsweekjapan.jp (17)

  • 『表現の不自由展』騒動がみせた日本の不自由と無頓着

    <検証委員を務めた岩渕潤子・青山学院大学客員教授が語った憲法への理解不足や美術教育の危機、そして天皇作品の日的センチメント> テロ予告や脅迫を含む大量の抗議に遭い、展示を中止していた「あいちトリエンナーレ」の企画展『表現の不自由展・その後』が10月8日に再開された。不自由展をめぐっては、政治家たちの「検閲」とも取れる発言が相次ぎ、いったんは助成を決めた文化庁が補助金の全額不交付を発表するなど異常ともいえる事態が発生。表現の自由やタブーをめぐり、今も議論が続いている。 愛知県が設置した「あいちトリエンナーレのあり方検証委員会」の中間報告(9月25日発表)では、展示が中止となるまでの経緯や混乱の原因、トリエンナーレ開催に関する改善策などがまとめられた。一連の騒動が浮き彫りにした今後の課題などについて、美術館運営・管理の研究者で、検証委員会委員を務めた岩渕潤子・青山学院大学客員教授に話を聞いた

    『表現の不自由展』騒動がみせた日本の不自由と無頓着
    ykkykym
    ykkykym 2019/10/12
    “岩渕潤子:抗議の数は、天皇の作品に対するものの方が多かったはず。『少女像』は、何を意味しているかという文脈が分からなければ、見た目はショッキングなものではない。だから報道で使われた”
  • 『表現の不自由展』の議論は始まってもいない

    <微妙なテーマを扱う芸術展が抗議にさらされるのは世界共通だが、重要なのは作品が語られたかどうかだ> まさに百家争鳴、議論百出のありさま。「あいちトリエンナーレ2019」の企画展『表現の不自由展・その後』をめぐる騒動だ。 8月1日に開幕し、展示作品の中に従軍慰安婦を象徴する『平和の少女像』や天皇の肖像を含む絵を燃やす動画があると知られるや、脅迫を含む抗議が殺到。安全上の理由から、わずか3日で中止になった。 作品を見た人は限られているのに、「表現の自由」をめぐって今もネットやメディアで激しい空中戦が展開されている。異常なほど抗議が拡大した(8月末までに1万件以上)背景には、政治家たちの「検閲」とも言える発言がある。 河村たかし名古屋市長は「日人の心を踏みにじる」と中止を要求。菅義偉官房長官はトリエンナーレへの補助金不交付の可能性を示唆した。その後、文化庁は補助金の不交付を発表。異例の決定だが

    『表現の不自由展』の議論は始まってもいない
    ykkykym
    ykkykym 2019/10/11
    “不自由展「開催ありき」の空転が作家や観客を置き去りにした感は否めない。注目すべきは「どこが芸術か」など不満の声。誤解に基づくものだとしても、こうしたことばとじっくり相対すべきだろう”
  • あいちトリエンナーレのささやかな「勝利」

    <社会に大きな波紋を投げかけている「あいちトリエンナーレ2019」、この事件の「現場」はどこなのか。そして、そこはいまどうなっているのか......> 9月の上旬、名古屋市と豊田市にある国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」(以下、トリエンナーレと略)の会場のいくつかを一日かけて見てまわった。 すでに多くの報道がなされているとおり、今年8月1日に開幕したトリエンナーレは、来場者に危害を与えることを示唆する脅迫や、攻撃的な抗議が殺到する事態により、出展作の一つである〈表現の不自由展・その後〉が開始3日目で展示中止となり社会に大きな波紋を投げかけた。 同展の中止決定に至る経緯が「検閲」にあたるとして、国内外の参加アーティストの多くがこの決定に抗議する声明文に署名した。過酷な検閲を経験してきた地域のアーティストを中心に、作品の引き上げや展示内容の変更といった動きも起きた。私が名古屋を訪れた前

    あいちトリエンナーレのささやかな「勝利」
    ykkykym
    ykkykym 2019/10/08
    “作品の引き上げや展示内容の変更も起きた。トリエンナーレはすでにきわめて不完全な状態にあったが、私はむしろそのような傷ついた状態をこそ目撃しておきたかった”
  • あいちトリエンナーレの展示中止騒動をめぐって

    <あいちトリエンナーレ2019で、展覧会内企画展「表現の不自由展・その後」が開幕後わずか3日で展示中止になった。他国と同様、日でも状況は悪化の一途を辿っている......> 2006年、石原慎太郎都知事(当時)がとんでもない無責任発言を行った。東京都現代美術館(MOT)で開催された『カルティエ現代美術財団コレクション展』のオープニングレセプションで「私は巨大ブランドは嫌いだ」「すばらしい展覧会だというから楽しみにして来たが、大したことはなかった」「ここにあるものはすべて下手物だ」「説明されなければわからないものはよい作品とはいえない」などと、祝辞とは思えない個人的意見を並べ立てたのだ。 数百人の招待客には、顧客を含む多数のカルティエ関係者がいたことは言うまでもない。直後に『フィガロ』『リベラシオン』などフランスのメディアが次々に発言を記事化し、国際的なアート雑誌『アートフォーラム』ウェブ

    あいちトリエンナーレの展示中止騒動をめぐって
    ykkykym
    ykkykym 2019/08/06
    “河村市長は反論したそうだが、そうじゃにゃーのよ、市長。知事の言うとおり、内容についてはコメントしにゃーというのが、民主主義の基盤をなす表現の自由を守るべき行政のどえりゃー正しい態度なんだわ”
  • 有名画家の伝説に疑問? ナチスへの傾倒が明るみに出て、メルケル首相もエミール・ノルデ作品を排除

    ノルデがナチスに傾倒していたと思われる時期のバイキングがモチーフのとした水彩画「女主人とよそ者」1938年 © Nolde Stiftung Seebüll, Foto: Dirk Dunkelberg, Berlin <ベルリンでドイツの画家、エミール・ノルデの大規模な展覧会が開催されている。ナチスに迫害されたと芸術家として知られてきたノルデだが、この展覧会では最近の研究からわかったナチスへの深い傾倒の事実に焦点を当てており、反響を呼んでいる> 4月12日から、ドイツ表現主義を代表する画家エミール・ノルデの展覧会が、ベルリンの現代美術館ハンブルガー・バーンホフで始まった。開幕の直前、アンゲラ・メルケル首相は、自分のオフィスに飾っていたエミール・ノルデの「くだけ波」「花の庭」の2作品を取り外したと、ドイツの国際公共放送ドイチェ・ヴェレや独ターゲスシュピーゲル紙など数々の媒体で大きく報道され

    有名画家の伝説に疑問? ナチスへの傾倒が明るみに出て、メルケル首相もエミール・ノルデ作品を排除
    ykkykym
    ykkykym 2019/05/11
    “作家と作品が切り離せないものとして受け取られる社会の風潮「MeToo運動などでも同様ですが、制作者の犯した行いへの批判が作品に繋がって炎上し、作品が市場から撤去されるようなことがいまの時代にはあります」”
  • 「美人銭湯絵師」の盗作疑惑に見る「虚像」による文化破壊

    <湯気の向こうに揺れる富士山を眺めながら露天風呂気分に浸る─。消えゆく昭和の庶民文化の一つに数えられる銭湯の「ペンキ絵」の界隈で、過去最大級の盗作疑惑がインターネット上で炎上している。3人しかいない銭湯絵師の1人の愛弟子を名乗っていたアーティスト兼モデルの勝海麻衣(かつみ・まい)氏(25)の作品のほとんどが、実は他の作家の作品の「パクリ」だったという衝撃的な疑惑だ> ライブペインティングの絵が著名イラストレーターの作品に酷似 勝海麻衣氏は、東京芸大の現役大学院生として絵画やデザインを学びながら、モデル業もこなすマルチタレント。アップル・コンピュータのCM出演などメジャーな実績もある売出し中の若手だ。武蔵野美術大学空間演出デザイン学科卒で、卒業制作の人物群像のインスタレーション作品で優秀賞を獲得。その作品による個展も開いている。メジャーバンドのCDのジャケットデザインを手がけるなど、グラフィ

    「美人銭湯絵師」の盗作疑惑に見る「虚像」による文化破壊
    ykkykym
    ykkykym 2019/04/17
    “「銭湯絵師」がアーティストとして注目されるようになったのは、比較的最近のことだ。そうした時代の変化の中に、「若い美人」という表面的な要素を重視したスターシステムを招き入れる隙があったのかもしれない”
  • パリで過熱する日本ブーム 300万人が訪れた「ジャポニスム2018」の立役者たち

    <仏で8カ月開催された「ジャポニスム2018」には、パリの人口を超える300万人が動員した。フランスでの"日ブーム"の現状を現地で探った> いまやパリでは石を投げれば日店にあたり、パリっ子に人気のバカンス先は「日」になりつつある。芸術に厳しいフランス人たちが「繊細で、奥深い」と舌を巻く――彼らの心を掴む"日文化の魅力"とはいったいなんだろう? ブームの現状を調査してみた。 300万人を動員した「ジャポニスム2018」 春の陽光が気持ちいい3月の昼時、パリのセーヌ川沿いを歩いていると、向かい側に長蛇の列が目に飛び込んできた。ふだん行列を好まないフランス人が"待ってでも見たいもの"は何だろう――目をやると行列の先にあったのは、「パリ日文化会館」で開催されている「藤田嗣治:生涯の作品」展だった。 ジャポニスム2018公式企画「藤田嗣治:生涯の作品」展を一目見るために列をなす人々(Ph

    パリで過熱する日本ブーム 300万人が訪れた「ジャポニスム2018」の立役者たち
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    ykkykym 2019/04/07
    “フランス人は"日本特有"の感性に新鮮さを見出している。「人々の和を重んじる」「自然を愛でる感性」など。世界が分裂の道を歩むなかで「日本的な調和の取れた世界」を知ってもらいたいという意向があった”
  • ブラック・ユーモアを忘れた日本は付き合いにくい

    2018年の暮れはゴーン逮捕で日仏関係が一気に怪しくなった(写真は2018年11月21日) Toru Hanai-REUTERS <カルロス・ゴーンの逮捕は、日仏関係を大きく揺さぶった。仏メディアはゴーン容疑者の扱いに疑問を投げかけ、日側は「余計なお世話だ」と開き直った。そして日仏は今、新たな爆弾を抱え込んだ。フランス文学界の鬼才、ウェルベックの新しい小説に、日人をバカにしたような登場人物が描かれているのだ。今の日人は、こんな「侮辱」を受け流せるのだろうか......> このコラムを書くことによって、私の友人である在日フランス大使館ピック大使を怒らせるのかもしれませんが、ずばり申し上げて 、最近の日仏関係はよくありません。昨年は、日政府がフランスで半年間にわたって後援した輝かしい文化イベント「ジャポニスム2018:響き合う魂」のおかげで、日仏両国民の魂がスローガンの通りに響き合い、

    ブラック・ユーモアを忘れた日本は付き合いにくい
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    ykkykym 2019/02/20
    “ミシェル・ウエルベックが4年ぶりの新作『セロトニン』を出版しました。これが、一見すると日本女性をバカにした内容なのです。感情的になっている両国メディアの火に油を注ぐ一方だなと心配になりました”
  • 高校新科目「歴史総合」をめぐって

    <文科省が学習指導要領の改訂に向けた案を公表した。歴史教科書でしばしば見られるような「偏向」がないことは評価できるが、一方で、大きな疑問もわく。あまりにも「明治維新」偏重にすぎる> 今年の二月十四日、学習指導要領の改訂にむけた「高等学校学習指導要領案」を、文部科学省が公表した。これによって新たな必履修科目として「公共」「歴史総合」「地理総合」が新設されることが確定する。二〇二二年度に入学する高校新入生からあとの世代は、この三つを学んだ上で、従来からあった地理、日史、世界史、倫理、政治・経済といった科目を選んで履修することになる。 「歴史総合」に関しては、二〇一五年から中央教育審議会の教育課程部会で議論されてきた。指導要領案の表現によれば、世界史・日史を学ぶ前に「世界とその中における日を広く相互的な視野から捉え」るような、近現代史の科目である。歴史認識にかかわる議論が、東アジアにおける

    高校新科目「歴史総合」をめぐって
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    ykkykym 2018/08/18
  • 「M&Aも優れた経営者も不要」創業100年TOTOが成長し続ける理由

    独自技術がつまったタンクレストイレ「ネオレスト」は、TOTOの看板製品に成長した(写真:TOTO提供) 世界の消費者を魅了する日のイノベーションといえば、かつてならばソニーのウォークマンやホンダのスーパーカブ。では現代は? TOTOのウォシュレットはそのひとつではないだろうか。 ウォシュレットの発売から40年弱。用を足した後にボタンを押しておしりを洗うことは、日人にとって当たり前の動作になった。今では競合商品も増えたが、消費者はどのメーカーの製品でも「ウォシュレット」というTOTOの商標で呼ぶ。それほど高い認知度なのだ。 海外では発売当初は奇異に受け止められたが、近年は急速に浸透。高級ホテルやランドマークで導入され、アジア・米国の富裕層にも人気だ。海外での販売台数は右肩上がりで増え、TOTOの業績は売上高・営業利益ともに過去最高を更新している。株式市場での評価は高く、喜多村円社長がトッ

    「M&Aも優れた経営者も不要」創業100年TOTOが成長し続ける理由
    ykkykym
    ykkykym 2018/03/13
  • 身近な「サイコパス」から身を守るための知識

    <職場でも恋愛でも――。人の弱みにつけこみ、コントロールする技術をもつサイコパス。『サイコパス』はその謎を脳科学から解き明かす> 『サイコパス』(中野信子著、文春新書)は、脳科学者である著者が、なにかとわかりにくい部分の多い「サイコパス」の実態を、脳科学的な観点から明かした新書。 サイコパスとは何か。謎も多いだけに、いろいろと知識を身につけておきたいところだ。しかし、多くの人がまず知りたいのは、相手がサイコパスであるか否かを判断する基準ではないだろうか? そこで役に立ちそうなのが、著者が「はじめに 脳科学が明らかにする『あなたの隣のサイコパス』」で挙げているサイコパスの主だった特徴である。 ・外見や語りが過剰に魅力的で、ナルシスティックである。 ・恐怖や不安、緊張を感じにくく、大舞台でも堂々として見える。 ・多くの人が倫理的な理由でためらいを感じたり危険に思ってやらなかったりすることも平然

    身近な「サイコパス」から身を守るための知識
    ykkykym
    ykkykym 2018/02/02
    フォロワーさんのエアリプで示唆されていたので恐る恐る検索したら、 例のヒトに「特徴」のほとんどが当てはまってた。
  • ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

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    ykkykym 2016/04/14
    “Chim↑Pomの「堪え難きBLACK OF DEATH」というビデオ作品。東京都現代美術館が収蔵。しかし打診されたのは、通称ナベツネハウス(読売新聞グループ会長・渡邉恒雄氏の自宅)上空にカラスを集めたシーンをカットすること”
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    ykkykym 2016/03/08
    “近現代アートの傑作が揃いつつあるが、いつどこに展示されるのか。おそらく数年後にART MILLで。コンペが始まっている新美術館。予定地はドーハのウォーターフロント。製粉所として使われていた建物を改修”
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    ykkykym 2016/03/08
  • 「フジ子・ヘミング現象」の何が問題なのか?

    ピアニストのフジ子・ヘミング女史のリサイタルを聞く機会がありました。場所は、ニューヨークのリンカーンセンター内のアリス・タリー・ホール。東日大震災のチャリティーという主旨もあって、多くの聴衆が集まっていました。その聴衆ですが、ザッと見渡したところ95%は日人のようで、場内のアナウンスも日語だけであったり、在米日人コミュニティーのイベントということは明らかでした。改めて日でのフジ子人気の凄さを感じさせられました。 リサイタルの内容ですが、一部で言われているような「超スローテンポ+旋律の濃厚な味付け」のユニークな演奏というのではなく、端正でロマンチックな普通の演奏でした。確かにテンポに変化をつける部分はありましたが、一小節内のリズムは良くも悪くもメトロノームを刻むような正確さがあり、節度を崩した演奏という印象はありませんでした。 メカニックにしても解釈にしても最近のピアノ界の様々な「

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    ykkykym 2015/08/20
    “音楽と無関係なファンタジックな人生物語が付随している点をバカにする人も多い//が、そもそもクラシックの音楽というのは過剰なまでの情報量を持っていて、何らかの人生観なり世界観に絡めて理解しないと受け止め
  • 土着の記憶を魂に響くリズムで

    二〇一四年十一月、中国では一人の詩人が彗星の如く出現した。その人の名は余秀華という。それまで作品どころか、名前さえ誰も知らない。きっかけはWeChat(漢字は「微信」、日のLINEに相当する)というソーシャル・メディアでの紹介である。ある人が彼女の詩をWeChatにアップしたら、たちまち世間の注目を集めた。いきなり目に飛び込んできたのは、言葉の曼荼羅である。 五月は着地を見定めて、天空から垂直に落下した 長らく見続けた夢は雲から墜落し 生きている黄金色の中に落ちた 父はもう一度麦たちをひっくり返した 内面の湿気は日差しに晒さなければならない こうして麦たちはようやくカビの生えない冬に手が届くようになった ひっくり返してから、父は一粒の麦を拾い 神経を集中して噛み砕いた すると地上一面に月光が流れ出した もしこの脱穀場の麦たちのなかで泳ぐならば 必ずや身体の枝葉末節と 抒情のなかのあらゆる

    土着の記憶を魂に響くリズムで
    ykkykym
    ykkykym 2015/08/15
  • 「ヤジ事件」を機に、社会的セクハラ体質を徹底検証しては?

    東京都議会の議場で発生した女性議員への「ヤジ事件」ですが、解決のプロセスはともかく、この種の発言は完全に「アウト」であることが広範に認知されたというのは、一つの前進なのだと思います。 では、これで「事件」に関しては犯人探しと謝罪といったみそぎをすれば解決ということでいいのでしょうか? そうではないと思います。この機会に、社会に残るセクハラ体質について、様々な議論が必要だと思います。 3つ指摘したいと思います。 1つは人身売買の問題です。例えば、この月曜日にも、東京都東大和市で「12歳の女子中学生を拉致した男が、「一生家に帰らせない。売り飛ばしたら2000万円になる」などと脅して監禁した容疑で逮捕されるという事件がありました。この種の「女性の人身売買」ということが、まだまだ「場合によってはあり得る話」として社会にあふれている状況があります。 4月期の連続ドラマの中でも、例えば『極悪がんぼ』と

    「ヤジ事件」を機に、社会的セクハラ体質を徹底検証しては?
    ykkykym
    ykkykym 2014/06/27
    女性芸能人の「社会復帰(禊ぎ)ヌード」の問題など。「カルチャーとして非常に貧困」、その通りである。
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