経団連は、2017年春入社の大学生を対象とした大手企業の採用活動で、面接など選考活動の解禁日を8月から前倒しする方針を固めた。 現在より2か月早め、4年生の6月を軸に調整する。選考解禁日は16年春入社組から、従来より4か月遅い8月に変えたばかりで、日程見直しは2年連続となる。8月より前に選考を始める企業が相次ぎ、採用活動の長期化や中小企業での内定辞退の増加など、就職活動に混乱が生じたことに配慮した。 経団連は、大学側や政府とも調整し、11月中にも会社説明会や選考日程などを定めた会員企業向けの新たな採用指針案を決める。会社説明会の解禁日は、すでに会場を押さえている企業も多いため、現在の3月から変えない予定だ。