CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。
昨今におけるクラウドテクノロジーの隆盛と呼応するように、「クラウドネイティブ」や「マイクロサービス」といったIT業界の流行語が生まれてきた。その中心にあるといってもよいのがコンテナ型仮想化と、そのオーケストレーションエンジンであるKubernetesである。なぜクラウドネイティブ、そしてマイクロサービスといった流行語が生まれてきたのか。そして、なぜその文脈でKubernetesが出てきて、どのような役割を果たしているのか。『Kubernetes完全ガイド』の著者、青山真也氏による講演で、Kubernetesとその周辺技術について改めて学びなおそう。 クラウドネイティブとは? その定義と、流行の背景 オンプレミスとは比較にならない、柔軟な拡張性、細分化した課金モデル、迅速な進化。そんな特徴を持つクラウドの登場により、インフラ環境はその概念から大きく変化した。そして、その環境に載せる上で最適な
近年、何かと話題に上がるSRE(Site Reliability Engineering)。しかし、「自分たちのチーム・組織に関係する話なのかよく分からない」「具体的に何をやればいいの?」といった感想を持つ方は多いのではないでしょうか。本連載では、そういった方に向けて、SREの考え方をご紹介します。連載の後半では、SREをいち早く取り入れた企業に導入背景などもインタビュー形式でお伝えする予定です。第2回となる本記事では、自社でSREチームの立ち上げを行ってきた筆者の経験をもとに、SREをはじめる際のポイントをご紹介します。 はじめに 株式会社スタディストSREチームの@katsuhisa__です。連載第1回「SREって何? これまでのシステム運用やDevOpsとは何が違うの?」では、SREの概観について皆さんにお伝えしました。今回は、より具体的にSREのはじめかたについてご紹介をします。
ヨーロッパ最大級のPythonのカンファレンス「EuroPython」。今回は、7月23日から29日までの間、イギリスのエディンバラにて開催された、EuroPython 2018を2回にわたってレポートします。本記事では、EuroPythonの概要と、基調講演、Python 3.7の新機能、大規模なコードベースにおける型アノテーションについてのセッションを紹介します。 こんにちは。株式会社サイバーエージェントの芝田(@c-bata)です。 サイバーエージェントでは、技術者が最新のテクノロジーを吸収する機会を設けるため、海外・国内の技術系カンファレンスやイベントへの積極的な参加を促すためのサポートが行われています。その一つとしてGitHubに公開しているOSSのスター数に応じてインセンティブが得られる「GitHubスターインセンティブ」という制度があります。今回はこの制度を利用して、弊社エン
はじめに 本記事の構成図です。 本記事の構成図 以下の項目について解説していきます。 アプリケーションのデプロイ Production用とDevelop用のServiceをデプロイ Nginx(Deplyment)のデプロイ Ingressの設定 動作確認 第1回や第2回に比べると構築しなけらばならないことが多く大変ですが、アプリケーションを運用していく上でこのような機能があるとないとでは開発や運用の効率が変わってくるので頑張りましょう! 対象読者 Linuxの基本的なコマンドが使える方 Dockerの使用経験がある方 Kubernetesを使ったことがない技術者 検証環境 Kubernetes側の環境 Google Container Engine 1.7.6 Kubernetes 1.7.6 クライアントの環境 macOS Sierra 10.12.6 kubectl 1.7.6 アプ
Wantedlyの開発現場で活用されている技術や手法は、日々進化するプロダクトに合わせて柔軟に変化しています。この連載では実際の開発で取り組んでいる技術や手法を、実務に使える形でお伝えしていきます。前回はWantedlyのインフラチームが大切にしている「変化に強いインフラ」づくりについて解説しました。第2回となる今回は、架空のサービスをサンプルとして、Kubernetesの活用方法を具体的に紹介します。 はじめに 本連載は、WANTEDLY TECH BOOK 2から抜粋し、再編集したものになります。第1回に引き続き、第2回もインフラチームの坂部(@koudaiii)が担当します。前回は「変化に強いインフラはWantedlyにとってなぜ必要か」「これまでどのように変化に強いインフラに取り組んできたのか」といったことを中心に紹介しました。今回は、架空のサービスをサンプルとして、Kuberne
運用自動化は、情報通信技術が民生化されて以降、現在にかけて挑戦され続けてきた大テーマです。一口に自動化といっても、さまざまな切り口が存在します。例えば、ソフトウェアのビルドやマシンリソースの調達・環境構築、または監視や通知の仕組み、あるいはCIなど、さまざまな分野で自動化のソリューションが提案され発展を遂げてきました。本稿は一般に"ワークフロー"と呼ばれるあらかじめ規定された業務プロセスフローの処理を、入力や状況に応じて自動化するソリューションの一つ「StackStorm」について、2回に分けて詳しく解説します。 初回は、StackStormを初めて知る人・使う人向けに、StackStormがどのようなもので、どのような特徴を持って、どのように使うかについて解説していきます。具体的にAWSと連携したイベントドリブンな自動化処理の設定の仕方や、細かなタスクを組み合わせた複雑なワークフローの設
プライム・ストラテジーは、WordPress実行環境「KUSANAGI」が、LAMP(Linux+PHP+Apache+MariaDB)/LEMP(Linux+PHP+Nginx+MariaDB)環境、concrete5、Drupal 8に対応したと、9月15日に発表した。また、参加費無料のパートナープログラム「KUSANAGIパートナープログラム」を開始する。 「KUSANAGI」は、国内外のクラウドであるMicrosoft Azure、SoftLayer、AWS、さくらのクラウド、ConoHa、Z.com、S-Port、IDCFクラウド、Cloudⁿ、ALTUS、EX-CLOUDに対応するとともに、DockerやVMwareにも対応するなど、WordPressが稼働する主要なプラットフォームのほぼすべてに対応した。 また、「KUSANAGI」のリリースから1年で、2000台以上の「KU
CodeZineがPodcastを始めます。「かまぷとゆうこのデベロッパーズ☆ラジオ」略して「デブ☆ラジ」。この番組では、USP研究所のかまたひろこと、CodeZine編集部の近藤佑子が、ソフトウェアデベロッパーのみなさんに向けて、IT技術に関するちょっといい話をお送りします。音声に加えて、ダイジェスト版の記事もお届け。記念すべき第1回のゲストは、日本 GNU AWK ユーザー会 斉藤博文さんです。 iTunesからの視聴はこちら! 近藤佑子(以下、ゆうこ) 今回が第1回の放送なんですけれども、この番組はですね、今年の2月にあったオープンソースカンファレンスのあとに、2人で飲んでて「やろう」って言ってね。やっと始められましたね。 かまたひろこ(以下、かまぷ) そうですね。吉祥寺のCAFE ZENONで。 ゆうこ かまたさんはその前にも対談の企画をやられてたんですよね。 かまぷ はい。『So
本連載について WordPressは、W3Techsの統計情報によると世界中のおよそ26%のWebサイトで利用されているオープンソースCMSソフトウェアであり、CMSソフトウェアに限定するとおよそ59%と過半数以上のシェアを有しています。WordPressは当初、GPLライセンスで誰もが無償で利用できることもあり、ブログソフトウェアとして広く利用されてきましたが、最近では、その開発生産性の高さや圧倒的なマーケットシェアを背景に、CMSソフトウェアとしてまたWebアプリケーションフレームワークとしても利用されており、エンタープライズ領域での採用も加速しています。 一方で、WordPressはPHP、MySQLベースの動的なCMSソフトウェアであり、Webシステムそのものとして活用できるというメリットがある反面、エンタープライズ領域での利用が増えるに従って、動作速度としてのパフォーマンス、セキ
はじめに 開発環境の構築や開発支援ツールの導入は、チーム開発には欠かせない工程になりますが、業務アプリケーション開発やテストなどと異なり、プロダクトの機能性や品質を直接的に高めるものではないため、なるべくインフラ構築・運用の作業を省力化したいものです。 また、開発支援ツールの多くは、開発のピーク時は開発メンバーが増員され高負荷となるものの、システムリリース後は保守などでの利用が中心になります。Dockerはコンテナ仮想化技術を使ったアプリケーション実行環境構築/運用プラットフォームです。インフラ環境も含めたアプリケーションの実行環境をすべてまとめて「コンテナ」でパッケージングできます。そこで、Dockerを導入して、開発環境のポータビリティを高めておけば、開発者の利用状況に応じた環境で効率よくインフラを運用できます。 そこで本連載では、アプリケーション開発の現場でよく利用されている次の開発
「まかせいのう」は、システム開発・運用の改善や設計を専門に行うNTTデータのコンサルタントチームです。 OSリソースとは 最初に、サーバのOSリソースにはどのような種類があるのかを整理しておきましょう。OSリソースは大きく以下の4つに分類できます。 CPU メモリ ストレージ ネットワーク 「CPU」と「メモリ」はイメージしやすいと思います。これらはサーバマシンが持っているリソースです。個人用PCを買う際にも、性能(パフォーマンス)を判断するスペックとして使いますね。 「ストレージ」は、サーバ内蔵の場合もあれば、専用のストレージ製品を外付けにして使う場合もあります[1]。多くの場合、ハードディスクが使われますが、最近はより高性能なSSDなどフラッシュストレージの利用も増えてきました。「ネットワーク」は、LANケーブルのようにサーバやストレージなど機器を接続しているもので、帯域の太さが重要に
開発環境がどれほど激しく早く変化しても、アルゴリズムの重要性は変わりません。翔泳社ではパズルを解くことでアルゴリズムを習得できる『プログラマ脳を鍛える数学パズル』を刊行しました。本書はCodeIQの人気連載「今週のアルゴリズム」の問題を収録し、さらにオリジナル問題を加えたパズル形式のクイズブックです。 開発者は仕様をどのように実装すればいいのか? 一つの仕様に対する答えはいくつも存在します。しかし、できるならプログラムは高速で、単純で、一般化されているほうが優れているといえるのではないでしょうか。 そんなプログラムを実装するには、さまざまなアルゴリズムを知っていて、ときには閃かなければなりません。それができるにはいずれにせよ、どれほど多くのコードを読み、そして書いたかという経験が必要です。 翔泳社では10月13日(火)に、パズルを解きながらアルゴリズムを学べる『プログラマ脳を鍛える数学パズ
本連載は、パフォーマンスを主な対象としてシステム開発・運用の改善や設計を行うNTTデータのコンサルタントチーム「まかせいのう」のメンバーが、業務での体験やそこから得た知見を共有する『週刊まかせいのう』の記事を編集し転載するものです。今回は、クライアントサイド(Webブラウザ)の処理性能を劣化させるパターンと、それを改善し性能を向上させるチューニング方法を紹介します。 遅延原因がクライアント側にある場合の2つのパターン いわゆる「性能が出ない」「画面がもっさりして処理が遅い」という性能問題が発生した場合、必ずどこかに遅延を発生させているコンポーネント、いわゆる「ボトルネック」が存在します。それはWebサーバであったり、DBサーバであったり、はたまたネットワークやストレージであったりします。 一般的に、こうした遅延箇所の多くはサーバサイドに集中しています。サーバサイドでは、多くのユーザリクエス
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