話題の新刊書「オブジェクト指向UIデザイン」を読んだ。使いやすいUIについては昔から興味があって手に取ったのだが、読みながら既視感につきまとわれた。かつてAS/400使いであった筆者は、90年代初頭に「アクション→オブジェクト vs オブジェクト→アクション」という話題で仲間と盛り上がっていたことがある。その内容がまさにこの本で書かれていたことだった。 「アクション→オブジェクト」とは古いタイプのUIで見られるパターンである。ワープロソフトが普及する以前、「ワープロ専用マシン」というものがあった。それを起動して最初に現れるメニューには、以下のようなメニューオプションが並んでいたものだ。 ・ドキュメントの追加 ・ドキュメントの複写 ・ドキュメントの編集 ・ドキュメントの削除 ・ドキュメントの印刷 たとえば「ドキュメントの編集」を選ぶと、ドキュメント名を入力・選択するためのダイアログが現れる。
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