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書評に関するyon_mooのブックマーク (19)

  • 落合『漢字の成り立ち』:明解。白川静や藤堂について客観的に評価がわかって嬉しい。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    漢字の成り立ち: 『説文解字』から最先端の研究まで (筑摩選書) 作者: 落合淳思出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2014/04/14メディア: 単行この商品を含むブログ (12件) を見る わかりやすーい。漢字の歴史を概観し、これまでの字源の研究を批判的に振り返ったあとで、最新の成果をさっくり解説。非常に明解です。 特に、白川静の字源研究についてきちんと評価をしてくれているのは、ぼくにはとてもありがたかった。漢字というと、白川静信者がやたらにいて、『字訓』『字統』とかを聖書のごとくあがめる人がいっぱい沸いてくるんだけれど、ぼくは前からいま一つ信用できなかったのだ。それについては、こんなところに書いたことがある。「都」というのは、日が人の頭で、それを切り落として城壁に埋めたという、かつての呪術的な信仰のあらわれだ、というのはお話としてはおもしろい。でもそれが漢字の質かというと、ち

    落合『漢字の成り立ち』:明解。白川静や藤堂について客観的に評価がわかって嬉しい。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • 【書評】『時間ループ物語論 成長しない時代を生きる』浅羽通明著+(1/2ページ) - MSN産経ニュース

  • 【書評】『スーパーゴッズ アメリカン・コミックスの超神たち』 - MSN産経ニュース

    ■超人マンガの歴史と内幕 アメリカの超人マンガの元祖スーパーマンの登場は1938年。翌年バットマンが続き、アメリカの出版業界にスーパーヒーローのコミックブックという分野が誕生、以来75年の歴史を持つ。そして「スーパーヒーローの概念が解体された」1960年代に現れた「Xメン」のシリーズは、最初メンバーは5人だったのに、いまは何百人いるか数え切れない。子供向けに始まった超人マンガの読者は、学生から大人へと広がり、複雑高度な内容になっていく。その改革は、1980年代に業界に参入したイギリス人の原作者や画家たちに負うところも多く、1960年スコットランド生まれの著者も原作者のひとり。アメリカ独自の超人マンガの歴史と内幕を描いた書は、むしろ少年時代からスーパーヒーローたちに魅せられて育った著者の、この分野への情熱のこもった自伝と言うべきで、超人マンガに詳しくない読者をも引きこむ魅力がある。全体とし

  • 書評・最新書評 : 『ナショナリズム』『アナーキズム』 浅羽通明著(書評) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    『ナショナリズム』『アナーキズム』 −名著でたどる日思想入門 「道具としての思想」核心に迫る 思想なんて、何の役にたつの? これにきちんと答えるのはむずかしい。思想なんてナントカ主義だのイズムだの質だの可能性の中心だの、どうでもいいところで変な派閥を作って怒鳴りあうだけ、というのが一般の印象だ。いや、それもウソだな。普通の人はそもそも「思想」なんかに具体的な印象なんか持っていない。せいぜいが特殊な人々による浮世離れしたこざかしいおしゃべりと思っているくらいだ。 でも一方で人は深く思想に冒されている。ケインズは「知的影響から自由なつもりの実務屋は、たいがいどっかのトンデモ経済学者の奴隷だ」と述べたけど、思想にもそんなところがある。ふと何かの折りに、ぼくたちは出来合いの思想にすがる。でもなぜその思想だったのか。どういう状況でその思想は必要とされたのか? 浅羽通明の『ナショナリズム』『アナー

    書評・最新書評 : 『ナショナリズム』『アナーキズム』 浅羽通明著(書評) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
  • 本が好き! Book ニュース

    Bookニュースをリニューアルしました! 新しいデザインでより読みやすくなったと自負しております。 http://www.honzuki.jp/news/ 今回のリニューアルに伴い、RSSのURLも変更になりました。 リーダーなどにご登録してくださっている場合は、 お手数ですが併せて設定の変更をお願いいたします。 http://www.honzuki.jp/news/?feed=rss 今後も、マニアックな情報を配信していきますので、 よろしくお引立てくださいますようお願いいたします。

  • 浜野『なんとかはキリストを超えた』:あきれた。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    前田敦子はキリストを超えた: 〈宗教〉としてのAKB48 (ちくま新書) 作者:濱野 智史出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2012/12/07メディア: 新書 ごみくず。このの理屈なら、長島茂雄が自分のアレで「巨人軍は永遠に不滅です」と言ったことをもとに、長島茂雄はキリストを超えたという説だって書ける。主張はすべて、かろうじて必要条件はあっても、十分条件皆無なので、信者以外には一言一句たりとも説得力ないよ。アキバ48を押し立てれば尖閣問題も竹島問題も解決だとさ。やれやれ。前著は少しいいと思ったけれど、今後ぼくはこの浜野の書いたものは目に入れないようにすることにした。もラオスに捨ててきます。こっちの古屋に売って純真なバックパッカーたちの精神汚染を引き起こしてはいけない。 追記 そうそう、ぼくが書でもう一つ耐えがたかったのは、もうを捨てちゃったので正確には覚えてないが、序文の最

    浜野『なんとかはキリストを超えた』:あきれた。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • 【書評】『ネットと愛国 在特会の「闇」を追いかけて』安田浩一著+(1/2ページ) - MSN産経ニュース

    ■黙殺された運動の正体 在特会(ざいとくかい)。在日特権を許さない市民の会の略称。名の通り、在日コリアンをはじめとする外国人の不当な特権を主に告発する団体だ。 2007年、インターネット上の人気論客を中心に設立。現在、会員1万人と称する。活動の中心はデモ。日の丸を林立させ、標的とする朝鮮学校や在日寄りと彼らがみなす企業へ数十人で押しかけ、「ゴキブリ!」「殺す!」など、罵声を浴びせ気勢を上げる。京都と徳島では、刑事事件も起こした。 書はこの在特会へ肉薄するルポ。著者は、創設者桜井誠からデモ参加者、その周辺の人々までを丹念に取材、大手メディアが黙殺してきた運動の実態を照らし出す。 在特会の主張は多岐。朝鮮学校無償化反対、原発即時廃止論批判などは、紙読者諸氏にも案外正論だと受け取られよう。 だが、彼らが主に訴える、在日朝鮮・韓国人の永住権、日名使用など「特権」の糾弾はどうか。著者は、これら

    yon_moo
    yon_moo 2012/06/28
    評者・浅羽通明
  • ネガの世界:伊上勝評伝 - 冒険野郎マクガイヤー

    自分はこの歳になっても日曜朝の特撮タイムを一週間の楽しみの一つにしているおっさんなのだが、おっさんになる遥か昔からウルトラマンやスーパー戦隊やメタルヒーローの方がライダーよりも好みで、現在も平成ライダーの方が昭和ライダーよりも好きだったりする。 理由は簡単で、ライダーはウルトラマンやスーパー戦隊ほど再放送しなかったからだし、ものごころついた時に放送されていたのがメタルヒーローだったし、昭和ライダーは平成ライダーほどソフト化の機会に恵まれていないからだ。 そんな自分にとって、伊上勝は謎の男だった。 金城哲夫のように研究が山と出版されているわけでもなければ、佐々木守のように著書や脚を務める作品が死の間際まで発表され続けているわけでもなかった。当然、市川森一や上原正三や長坂秀佳のように今も存命なわけでもない。日の特撮ドラマの原型を作ったと評されるにも関わらず、脚家としての活動時期は二十年

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  • The Red Diptych

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  • 書評 - イタリア・マフィア : 404 Blog Not Found

    2007年07月11日12:30 カテゴリ書評/画評/品評 書評 - イタリア・マフィア イタリアに少しでも興味がある方は、必読。 イタリア・マフィア シルヴィオ・ピエルサンティ 朝田今日子訳 イタリアは、陽が眩しいだけに影も一段と深い。 書「イタリア・マフィア」は、文字通り、イタリア・マフィアについて、イタリアを代表するジャーナリストが書いた。ただし、国イタリアではおそらく原著は発行されていない。それは訳であれば必ずはじめの方に出てくる原著の版権に関する但し書きが存在しないことからも推察できる。しかし、書は日におけるイタリア人気にあてこんで著者なり出版社なりが作った「企画」ではない。書を読めば、書を国で出版することが命に関わることを感じずにはいられないだろう。 目次 - 筑摩書房 イタリア・マフィア / シルヴィオ・ピエルサンティ 著, 朝田 今日子 著より 第1章

    書評 - イタリア・マフィア : 404 Blog Not Found
  • Half Moon Diary:全てのクリエイターに捧げるラブレター『シアター!』

    シアター! (メディアワークス文庫) クチコミを見る 『シアター!』は、『図書館戦争』シリーズなどで知られる有川浩先生の小説です。 簡単にあらすじを説明しますと―― 30前後の兄弟がいて、兄は工務店の営業(成績は全社トップクラス)、弟は小さな劇団を主催している劇作家。弟の劇団の借金が積もりに積もり、その額が300万に達したところで、弟は兄に泣きついた。兄はその借金を立て替えてやったが、同時に弟および劇団員に対して1つの条件を突きつける。その条件とは、劇団を黒字にして、その収益のみで借金を返済すること。期限は2年で、もし出来なければ劇団は解散しろという。 はたして劇団「シアターフラッグ」はこの危機を乗り越えることができるのか!? といった感じでしょうか。2月現在で2巻まで刊行されていて、3巻で完結予定です。 この小説、社会人、とりわけ創作物作りに携わっている方に、ものすごくオスス

  • 『アニメのパチンコ化が無ければ「エヴァゲリオン新劇場版」も「マクロスF」も存在しなかった!?』

    複数メンバーによる書評投稿ブログ。多彩な視点から多くの書籍の考察・情報を見られるのが魅力。メンバーはそれぞれアウトプット能力向上を目指している。団体理念は「自分の意見や考えを根拠を示し・筋道を立てて発信できる力を鍛える・育てる」 今回、紹介するは『パチンコがアニメだらけになった理由/安藤健二』 の種類で言えばルポタージュ。 書を読むことで、のタイトルどおり、最近のパチンコ界におけるアニメの急激な増加の理由がわかります。問題提起の隙の無さと綿密な取材によって成り立っている興味深い。 一部アニメファンはこう思っていることでしょう。 「俺たちのアニメがパチンコ化されていくのは許せない」 ただし、現実はそうは言ってられない状況でした。記事タイトルどおり「パチンコ化が無ければエヴァ劇場版やマクロスFは存在しなかった」かもしれないのです。 結論から言えば、「アニメの製作費はパチンコマネーで賄

  • 娯楽業界の苦しい今。「パチンコがアニメだらけになった理由(わけ) - 深町秋生の序二段日記

    ノンフィクションライター・安藤健二の新作「パチンコがアニメだらけになった理由(わけ)」を読んだ。タイトルがすべてを表しているが、パチンコ業界とアニメ業界の両方の現状を描き切った、安藤健二の新たな代表作だと思う。 「封印作品の謎」でセンセーショナルなデビューを果たした著者だが、デビュー当時からミステリファンの読者が多かった。表現の自由をむしろ潰すほうに回っていた事実に気づいた著者が、新聞記者という職を捨て、なぜ世間から封印される作品が生まれるのかを追ったデビュー作は、まるでヴァクスやルヘインといったネオ・ハードボイルド作品のようだった。円谷プロや藤子不二雄といった強大な敵にひとりでぶちあたるところは、いかにも己しか頼るものがない一匹狼の探偵という感じ。 こうなるとミステリ作品と同じで、敵が強大であればあるほど、読み手にとってはうれしい。今回はパチンコ業界という、秘密主義かつ複雑怪奇な利権がご

    娯楽業界の苦しい今。「パチンコがアニメだらけになった理由(わけ) - 深町秋生の序二段日記
  • 今日の読了本『鉄砲を手放さなかった百姓たち 刀狩りから幕末まで』 - Clear Aether

    ・武井 弘一『鉄砲を手放さなかった百姓たち 刀狩りから幕末まで』 『1543年、日に鉄砲がもたらされた。このかつてない最強の兵器・鉄砲が、戦国の争乱に終止符を打った。そして豊臣秀吉の「刀狩り」により、すべての武器が没収され、民衆は武装解除されてしまった――!? 日人は鉄砲を取り上げられたわけではなかった。それどころか、江戸時代の百姓は戦うことを業とする武士よりも鉄砲を多く持っていた。「鉄砲改め」を行った家綱、「生類憐みの令」の綱吉、鷹狩り好きの吉宗からアウトローが跋扈する幕末まで、2世紀にわたる泰平の世を築いた江戸幕府の下で、百姓たちはなぜ、どのように鉄砲を死守していったのか。将軍の行う「鷹狩り」は銃規制とどのように関係したのか。銃の摘発強化のなかで、幕府・役人・鳥獣としたたかな攻防をくり広げ奮闘する百姓たちの姿を、江戸時代の文書を一つ一つ丹念に読み解きながら描きだす』 豊臣秀吉の「

    今日の読了本『鉄砲を手放さなかった百姓たち 刀狩りから幕末まで』 - Clear Aether
  • 身辺雑感/脳をとろ火で煮詰める日記: 『興行師たちの映画史 エクスプロイテーション・フィルム全史』読了

    映画歴史をつづる上で軽視されやすい、けれどじつは映画というものの出発点と質を秘めたエクスプロイテーション映画を中心にすえた内容。 「映画然は“見世物”である」という主張を介して更にその向こう側に“見世物”とは人間にとってどんな意味と意義があるのか、文化の深い根を示しています。 ■ このでは、見世物としての映画という題材の性質上、ただ映画の作品評や作家論といったスクリーン上だけに限った範囲ではなく、映画の製作・編集・宣伝・配給など映画作りのすべてを自分の腕でとりしきろうとした往年の娯楽映画生産者たちが世間にどうやって自分達の映画を認知させ、また映画を見せる段になってどんなふうに劇場の内外に演出を仕掛けてお客に刺戟を与えたかという、スクリーンの外側にまで広がる“映画体験”全体をとりあつかっています。そこが面白い。 ときには誇張やハッタリも厭わずあの手この手の宣伝戦略でお客を集めようと

  • 国辱 - 書評 - なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか : 404 Blog Not Found

    2010年12月20日08:30 カテゴリ書評/画評/品評Taxpayer 国辱 - 書評 - なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか 若宮健 Amazonの在庫が一向に回復しないので楽天で買ったが、その楽天も今は在庫切れ。今調べた限りe-hon、7net、紀伊國屋Webにはまだあるようだ。 e-hon /なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか/若宮健/〔著〕 セブンネットショッピング - 書籍 - なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか - 若宮健/著 なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか: 紀伊國屋書店BookWeb ジュンク堂書店 なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか オンライン書店ビーケーワン:なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか 祥伝社新書 226 楽天ブックス: なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか - 若宮健 : この在庫不足すら、書を

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  • 「非実在犯罪規制条例案」だヨ!全員集合 - 漫棚通信ブログ版

    東京都が性懲りもなく年6月に否決された「東京都青少年の健全な育成に関する条例」改正案を、修正した上で再度提出してるわけですが。 前回は珍妙な「非実在青少年」という新語が有名になりました。今回はそれにもましてまさに「非実在犯罪規制条例案」となってます。 なかでも規制対象が「漫画、アニメーションその他の画像(実写を除く。)」てのはなんやねん、とあちこちで評判になってますね。石原慎太郎東京都知事の書いた小説とそれを原作にした映画を除くための文言である、との評判がもっぱら。 しかしマンガの表現規制は昨日今日始まったものではありません。ネット上にはこういうのもあります。ただしこれでは細かいことはよくわからない。書籍なら橋健午『有害図書と青少年問題』(2002年明石書店)という労作がありますが、微妙に古くなっちゃった。そこでこれ。 ●長岡義幸『マンガはなぜ規制されるのか 「有害」をめぐる半世紀の攻

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  • 『アニメーションの映画学』読みました - 覚え書き、あるいは思考メモ

    アニメーションの映画学 (ビジュアル文化シリーズ) 作者: 加藤幹郎出版社/メーカー: 臨川書店発売日: 2009/03メディア: 単行購入: 6人 クリック: 49回この商品を含むブログ (8件) を見る 結論から言うと、アニメについてちょっと何かを掘り下げて考えてみたい方には確実に役に立つです。 アニメーションの「表現論*1」寄り(正確に言うと映像理論ですね)の格的な評論集はおそらく初めてだと思われるので、そちらの方面で興味がある方には特におすすめです。センセーショナルな要素を出来る限り排除した誠実な文体・内容は、今まで流通していたアニメ評論とは一線を画しています。学術的方法論に忠実な評論集ですが、文体は限りなく平易なので読みやすいですし、参考文献を追いかけていくと格的な思索へのリファレンスになっている(ただ、網羅的ではないので少々の連想力が必要ですが……)点もいいと思います。

    『アニメーションの映画学』読みました - 覚え書き、あるいは思考メモ
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