3年で大新聞が丸々1つ消える勢い 紙の新聞の凋落が止まらない。かつては電車内で新聞を広げて読む人が目についたものだが、今ではすっかり見かけなくなった。 それもそのはず。日本新聞協会の調査によると、2020年10月現在の新聞の発行部数合計(朝夕刊セットは1部と数える)は3509万1944部と、3年前に比べて700万部あまり減少した。業界2位の朝日新聞(516万部)が消えた計算になる。 しかも、下げ止まる気配は全くない。2017年は前年比2.7%の減少だったが、2018年5.3%減、2019年5.3%減、そして2020年は7.2%、271万部減と年々減少率は大きくなっている。 Photo by Gettyimages 新聞発行部数のピークは1997年の5376万5000部で、2000年以降は前年を上回ったことがなく、2008年あたりから減少率が大きくな利、ここ3年は目を覆うばかりの減少だ。まさ