時論公論 「"プーチンのオリンピック"と日ロ関係」 | 時論公論 | 解説委員室:NHKロシアで初めての冬季オリンピック・ソチ・オリンピックの開幕まであと100日を切り、今モスクワを出発した聖火がロシア全土を巡っています。 ソチは、「プーチンのオリンピック」と言われるように大統領自身が陣頭指揮しています。 しかしテロの危険という大きな課題が残されています。 そしてソチ・オリンピックはまた日ロ関係にも大きな影響を与えようとしています。 きょうはソチ・オリンピックに賭けるプーチン大統領の狙いと課題、そして日ロ関係に与える影響について考えてみます。 まずソチと言っても馴染みがなかなかないでしょうから、場所を紹介しましょう。 ユーラシアにまたがるロシア連邦、その西端、黒海沿岸の町がソチです。ロシアのもっとも南に位置し、モスクワから飛行機で二時間余り、夏の保養地として知られています。 その後背には標高５千メートルを超えるカフカス山脈が広がっています。 競技施設は海辺と山
