前回、話が長い人への対策として、その人自身に「話は長い」と気付かせるところまで説明しました。今回はその続きです。 私はよく、ホワイトボードの前で、マーカーを持って書く準備をし、書こうと思う位置に手を固定して身体はその人の方に向き、黙って固まっています。そうすると、「あ、一言だったよね(汗)」と苦笑しながら、たいてい一言でまとめてきます。(できなくてもそういう努力はするようになります) つまり、その人自身に自分の話は長いと自ら気づかせ、自ら修正する機会をあげるんです。 ここで特に注意していただきたいのは、「ファシリテーター自身の要約力は極力使わない」ということです。他のファシリテーション本やセミナーでは、「ファシリテーターは発言者の話を要約してあげる」ことを推奨していますが、私の場合はちょっと違います。いざとなったらファシリテーターが要約できるということは大事ですが、ファシリテーターがすぐに