図3 今回のプロジェクトの作業分担。回収箱を設置する郵便局は「設置効果を見ながら徐々に増やしていく予定」(郵便局)である ブラザー工業,キヤノン,デル,セイコーエプソン,日本ヒューレット・パッカード,レックスマークインターナショナルの6社は,家庭用インクジェット・プリンターのインク・カートリッジを共同で回収するプロジェクト「インクカートリッジ里帰りプロジェクト」を開始すると発表した(図1)。「プリンター各社は家電量販店に回収ボックスを置くなど個別で取り組んできたが,一般ゴミとして廃棄されることが多かった。各社とも個別回収に限界を感じ始めていた」(キヤノンマーケティングジャパン 代表取締役社長の村瀬治男氏)。共同回収によって,回収場所の増加とユーザーの認知度向上を図り,インク・カートリッジの回収率を高めるのが狙いである。 インクカートリッジ里帰りプロジェクトは,日本郵政グループの郵便局と物流