先日 Chikirin さんへのラブレターの中で指摘した通り、 日本で起業しようという若者は非常に少ない。 終身雇用制、強い規制、様々な参入障壁といった複雑な要因が絡みあっているが 私は、起業をする人に対する世間の目が冷たいことも一つの障害 となっているような気がしてならない。 そこで保守的な日本人の本音を探るため、 インターネット掲示板「発言小町」を使って反応を見てみよう。 なお「発言小町」とは読売新聞が運営している作文投稿サイトで 全国の保守派のボランティアが審査員を務める。 800文字の字数制限と読売新聞社の検閲という 厳しい制約下でいかに人気を集めるかが競われる。 まず、私が投稿したサンプルは次のようなものだ: 「大学3年生ですが、就職活動を辞めようと思っています。」(OES) 都内の私大3年生(男)のOESと申します。世は就職氷河期真っ只中ですが、大学の就職説明会で「新卒は凡人が
先日の「とある家電メーカーでの会話:クラウドテレビ編」と「もし日本のメーカーがiPhoneを発売していたら」、ユーザー不在・カタログスペック重視のもの作りの問題点を浮き彫りにしてみたつもりだ。「こんな場面につい最近も出くわした」という意見から、「こんなにはひどくない」というフィードバックまでいただけたが、多かれ少なかれ、これに近い状況が現場で起こっており、それが日本のメーカーの国際競争力を奪う原因の一つになっていると私は見ている。 日本の家電・半導体メーカーが米国のメーカーと激しい貿易摩擦を起こしていた80年代、日本の企業の強さはまさにこの「スペック重視のもの作り」にあったことは事実である。日本人の勤勉な気質と日本流の経営スタイルがちょうど良い案配に働き、より集積度の高い半導体、より画質のきれいなテレビ、よりハイスペックな家電を欧米よりもはるかに低コストで効率良く作ることにより、日本が一気
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く