ーー逆に、小規模のゲーム会社であれば恩恵はあると? そうだ。ゲーム産業全体を見ると、いわゆるインディーゲーム(個人や小規模な組織で開発されたゲーム)は生成AIの導入により大きく影響を受けるだろう。 インディーゲームの場合は、グラフィックを担当する専属のアーティストを抱えておらず外注することも多い。ゼロから画像を生成することができる生成AI技術は魅力的に映る。 ーー会話の自動生成はどうでしょう。 会話の自動生成においても(画像生成と)まったく同じことがいえる。 ロールプレイングゲームでユーザーと村人がChatGPTと対話するようにコミュニケーションが取れたら面白いと思うかもしれない。実際、インディーズでは、そのようなゲームも出てき始めている。 ただ、たとえば村人がいきなり政治に関する発言をしたらどうだろう。差別につながるような問題発言をし出したら? AIの学習データには大量にこうした類のもの
画像生成AIの「Stable Diffusion」を開発するStability AIの創設者兼CEOであるEmad Mostaque氏が、自身のブログ上で自身に対する批判報道に対する反論を公開しました。 On Setting the Record Straight - Emad's Blog https://emad.posthaven.com/on-setting-the-record-straight 2023年6月4日、経済紙のForbesが「Stable Diffusionの成功を手柄にするAIファウンダーには誇張の歴史がある」という題名のMostaque氏を批判する記事を公開しました。 Stable Diffusion’s AI Benefactor Has A History Of Exaggeration https://www.forbes.com/sites/kenric
内閣府が公開している資料「AIと著作権の関係等について」がTwitterで話題になっている。文化庁が制作した資料で、5月15日に開催した内閣府のAI戦略チームの会議で使用されたもので、AIと著作権に関する現行法での見解などをまとめている。6月3日頃からTwitter上で話題になっており、AIに詳しい弁護士も「かなり踏み込んだ内容」と見解を述べている。 同資料では、著作権の役割は「『思想又は感情を創作的に表現した』著作物を保護するもの」と指摘。データ(事実)やアイデア(作風や画風)は著作物に含まれないという。 この上で、AIと著作権の関係は「生成・利用段階」と「AI開発・学習段階」を分けて考えるべきと説明している。AIが生成した画像などを公開したり、そのイラスト集を販売したりする場合は、通常の著作権侵害と同様の法が適当される。AI画像と既存の著作物との類似性や依拠性(既存の著作物を基に創作し
Emad Mostaque is the modern-day Renaissance man who kicked off the AI gold rush. The Oxford master’s degree holder is an award-winning hedge fund manager, a trusted confidant to the United Nations and the tech founder behind Stable Diffusion — the text-to-image generator that broke the internet last summer and, in his words, pressured OpenAI to launch ChatGPT, the bot that mainstreamed AI. Now he’
News Release 公表資料 生成 AI サービスの利用に関する注意喚起等について 令 和 5 年 6 月 2 日 我が国において、現在、生成 AI サービス(質問・作業指示(プロンプト入力)等 に応えて文章・画像等を生成する AI を利用したサービス)が普及していることを踏 まえ、当委員会として、別添1のとおり、生成 AI サービスの利用に関する注意喚起 等を行うこととしました。 なお、生成 AI サービスである ChatGPT を開発・提供する OpenAI, L.L.C.及び OpenAI OpCo, LLC に対しては、別添2に記載の概要のとおり、注意喚起を行いまし た。 【別添1】生成 AI サービスの利用に関する注意喚起等 【別添2】OpenAI に対する注意喚起の概要 【連絡先】 個人情報保護委員会事務局 吉屋、松本、福本 電話:03-6457-9763 (別添1) 生
著作権セミナー 著作権制度について学びたい方を対象に、下記のとおり著作権セミナー「AIと著作権」を開催いたします。 詳細については、チラシをご確認ください。 開催期日 :令和5年6月19日(月)14:00~15:00 方式 :YouTubeによるライブ配信(限定公開) 申込期間 :お申し込み受付は終了いたしました。 受講料 :無料 定員 :なし 対象者 :著作権について学びたい方(どなたでも参加可能です) ※申込み完了後、入力されたメールアドレス宛に自動返信メールが届きます。 迷惑メール対策などで「ドメイン指定受信」、「パソコンからのメール受信拒否」等の設定をされている場合、当サイトからのメールが届かない場合があります。 メールが届かない場合は「bunka-chosakuken.jp」ドメインからのメールを受信できるよう、許可設定をお願いいたします。
個人情報保護委員会は6月2日、AIチャットサービス「ChatGPT」などを提供する米OpenAIに対し、個人情報保護法に基づく行政指導を行ったと発表した。本人の同意なしで、ChatGPTの利用者と利用者以外の要配慮個人情報(人種、信条、社会的身分、前科・前歴、病歴など)を取得しないよう注意したという。 機械学習の際にも要配慮個人情報が含まれないようにし、収集した情報にそれらが含まれた場合は削除、個人が識別できないようにするよう呼び掛けた。さらに、個人や保護委が要配慮情報の収集中止を要請した場合、正当な理由がなければ指示に従うよう求める。 保護委はこのOpenAIへの注意喚起に合わせて、行政や企業、個人に対して生成AIを利用する場合の注意事項も発表。個人情報を入力する場合は必要最低限にとどめること、利用するサービスが個人情報を機械学習に利用するか確認することなどの点に注意するよう呼び掛けてい
pixiv事務局です。 現在、pixivではAI生成作品に関わる各種変更を進めています。 ▼関連するお知らせ AI生成作品に関する作品検索オプションの追加と、その他改善のお知らせ AI生成に関わる問題と、対応についてご報告 サービス共通利用規約・ガイドライン類改定の事前のお知らせ その一環として、2023年5月31日にサービス共通利用規約およびpixivガイドラインを改定いたしました。 サービス共通利用規約はpixiv含むpixiv関連サービス、pixivガイドラインはpixiv(pixivリクエストを含む)が対象となります。 サービス共通利用規約およびpixivガイドラインは、以下よりご確認いただけます。 ■サービス共通利用規約 https://policies.pixiv.net/ ■pixivガイドライン https://www.pixiv.net/terms/?page=guide
――AIと著作権について詳しい福井健策弁護士のもとには、最近、生成AIに関する相談件数が増えているのではないでしょうか。また生成AIは一般企業にどんな影響を与えるでしょうか。 福井健策弁護士(以下、福井) 増えていますね。作品を持つ権利者、AI開発者、それに一般企業からも、生成AIの著作権問題についてどう考え、どう付き合ったらいいかというご相談が増えています。いわばコンテンツホルダー、開発者、ユーザーのすべてからご相談が寄せられるという状況です。 福井 健策(ふくい けんさく)氏。弁護士(日本・ニューヨーク州)/日本大学芸術学部・神戸大学大学院・iUほか 客員教授。1991年 東京大学法学部卒。1993年 弁護士登録(第二東京弁護士会)。米国コロンビア大学法学修士課程修了(セゾン文化財団スカラシップ)、シンガポール国立大学リサーチスカラーなど経て、現在、骨董通り法律事務所 代表パートナー。
利用が急速に広がっている対話型AI「ChatGPT」や画像生成AI。 使う際の注意点を記したガイドラインを日本ディープラーニング協会が公開しています。 生成AIは誰でも手軽に使うことができる一方、情報漏えいや著作権などの権利侵害のリスクなども指摘されています。 生成AI、何に気をつけるべきなのか。 最低限、これだけは知っておくべき注意点を、ガイドラインを参考に見ていきます。 (ガイドラインは随時、アップデートされる予定ですので最新情報をご確認ください) 個人だけでなく企業や組織でも導入始まる「生成AI」 「生成AI」は、あらかじめ学習させた大量のデータをもとに、文章や画像、音楽などを生成する能力をもった「人工知能」。 専門的な知識が無くても簡単な「指示」をテキストなどで入力するだけで文章やプログラムのコード、画像などを、生成させることができます。 議事録の要約、翻訳、アイデア出しなど、ビジ
スマートフォン向け音楽ゲーム「DEEMO」などを手掛ける台湾Rayark(レイアーク)は5月27日(現地時間)、「画像生成AIを導入し、美術スタッフを大量解雇した」などとするネット上のうわさについて、「事実ではない」と否定する声明を出した。 Rayarkは声明の中で、AIを研究したり、試用したりする意思があることや、専門知識を持つ人材の採用を進めていたことは事実と説明。一方、美術スタッフの解雇については事実に基づかない推測か、過去の発言を歪曲して解釈した情報だと否定した。 RayarkはDEEMOや「Cytus」シリーズといったスマホ向け音楽ゲーム、及びその移植版などを開発・提供している。中でもDEEMOは人気作で、iOS/Android版が累計2800万ダウンロード(2021年時点)された他、漫画や小説にもなっている。 一方、SNSやネットの掲示板では、同社に対し「画像生成AIの導入によ
アメリカ在住のアーティストであるカーラ・オルティス氏が、自身の取材を受け、16日に放送された『news zero』(日本テレビ系)に対し、ツイッターで抗議している。 問題となっているのは、『news zero』で取り上げた画像生成AIについての特集。オルティス氏はAIが許諾を得ずに自身の作品を学習したとして、画像生成サービスの会社を集団提訴しているアーティストの1人。番組の取材に対し、AIに「搾取され悪用された」と訴えていた。 しかし、番組ではスタッフが、オルティス氏の作品とAIが出力した作品の2つをパネルに並べ、街頭インタビューで一般人に「どちらが好みかどうか」と聞く一幕が。多くの人が「AIの方が好き」という結果になったことを放送していた。 >>スシローSNS、理不尽に炎上? 投稿したAI画像にイラストレーターらから批判、同情の声<< この放送を受け、オルティス氏は23日にツイッ
Adobeが画像編集アプリ「Photoshop」にジェネレーティブAI「Firefly」を統合し、AI機能「ジェネレーティブ塗りつぶし」を追加することを発表しました。「ジェネレーティブ塗りつぶし」では「画像の続きを生成」「画像の一部をAIで生成した画像に置き換え」といった操作を実現可能です。 アドビ | Adobe https://www.adobe.com/jp/ Photoshopに搭載されるAI機能「ジェネレーティブ塗りつぶし」はこんな感じ - YouTube 「ジェネレーティブ塗りつぶし」の実例こんな感じ。まず、画像の一部を選択状態にします。 続いて「Generative Fill(ジェネレーティブ塗りつぶし)」をクリック。 すると、道路上のタイヤ痕が消えました。 続いて道路の中央部分を選択。 「yellow road lines(黄色い車線)」と入力して「Generate」をクリ
【文春オンライン「ChatGPTには逆立ちしてもできないことがある」平井鳥取県知事が誤解覚悟で「使用禁止」を訴えた真意】の記事を読んで ■5/22追記 投稿したのは数日前なのに、なんだこれ? ちょっと怖い。 ■はじめに 日曜日、chatGPT-4(以下「GPT」)のプロンプトや拡張機能を色々と試していました。また、GoogleのBardも使えるようになっていたので、素人なりに試行錯誤していました。 朝から何時間も試行して疲れたので、ちょっと気分転換にTwitterの”おすすめ”に流れてくるツイートを漫然と見ていました。 すると、見出しの記事が流れてきました。別に私は鳥取県知事に対して好意も悪意もない・・・というか、あの時おすすめツイートが流れてこなければ、他組織の首長のインタビューを読むことは恐らくなかったでしょう。北海道知事や沖縄県知事が何をしようと関心ないし、それと同じ程度に関心ないも
Apple、AI採用障害者支援ツールを多数発表 失う前に登録した声で話せる「Personal Voice」など 米Appleは5月16日(現地時間)、認知、音声、視覚、モビリティのアクセシビリティを支援する複数のツールを発表した。年内に提供を開始する計画だ。Appleはプレスリリースで言及していないが、「iOS 17」「iPadOS 17」の機能とみられる。 声を出せない人でも音声で会話に参加できる「Live Speech」 「Live Speech」は、iPhone、iPad、Macで使えるテキストを音声に変換するツール。電話やFaceTime、リアルな対面での会話で、入力したテキストをユーザーの代わりに読み上げる。すぐに使えるフレーズを複数保存しておくこともできる。 声を出せなくなる前に自分の声を登録し、Live Speechに使える「Personal Voice」 「Personal
AIを使って作られたコンテンツが次々に生み出されていく中、クリエーターを対象に業界団体が行ったアンケート調査で、9割を超える人が「AIによる権利侵害に不安がある」と回答したことが分かりました。 アンケートはAIの急速な普及を受けて、俳優や音楽家などで作る日本芸能従事者協会が、今月8日からインターネット上で実施しているものです。 協会は15日、今月14日の時点で、イラストレーターを中心に声優や漫画家など、2万5560人が回答した中間結果を公表しました。 それによりますと「AIによる権利侵害などに不安がある」とした人が94%余りに上り、「仕事が減少する心配がある」と回答した人も58%余りいました。 具体的な権利侵害としては ▽画風を盗用されたといったもののほか ▽公表した漫画がAIが学習するデータとして勝手に使われていた ▽2次利用を禁止して公開した自分の声が、AI加工のモデルとして無断で販売
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