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ブックマーク / kyouki.hatenablog.com (14)

  • 多くの脱サラ起業が失敗する理由 - ICHIROYAのブログ

    僕がもっとも恐れていることのひとつに、会社員として行き詰まった人が、僕の書いたものを読んで、安易に会社を辞めて独立しようとすることがある。 はっきりしておきたいが、中年期の独立起業を僕は積極的におすすめはしない。 しかし、たとえば、会社が潰れてしまったとか、再就職も難しく、どうしてもそうしなければならない事情があるというならば、こういうやり方をしたらどうかということを、かつて書いた。 絶対に失敗せずに「商売」を始める10のポイント - ICHIROYAのブログ おおむね記事の趣旨は伝わったと思われるけれど、なかに印象的なこんなコメントがあった。 「それは行商でもする人のノウハウだろ」 半分はあたっているけれど、半分は間違っている。 その記事で僕が書いたことは、「会社に頼らずに自分と家族が露頭に迷わずに生きていく、どうしても必要なお金を稼ぐにはどうしたらいいか」ということだ。 世界を変えると

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  • 大きな業績を上げている部下が、職場で決められたルールを守らないとしたらどうするべき - ICHIROYAのブログ

    もう30年以上前のことになる。 マネージャー向けのある研修で、こんな質問が出された。 「たとえば自部門の売上の3分の1を占めるような大きな業績を上げている部下が、職場で決められたルールを守らないとしたらどうするか」 ざっくりとしか覚えていないがそういう質問だった。 ああ、そういう部下を抱えながら、どうすべきか悩むのが管理職というものなんだなと、その時、管理職の仕事の難しさに震えた。 選択肢がふたつしかないとする。 A. その部下を叱責しルールを守らないなら他部への放出も辞さない構えで対応する B. その部下の業績に注目し、ルールを守らないことには目をつぶる その時の講師の答えは、いくつかの付帯条件がついていたが、基的にBであった。 いや、しかし、ほんとうにそうなのかな、とも僕は思った。 たしかに、その部下を放出すれば、売上は3割下がる。 だけど、その部下が評価されて昇進していくにしても、

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    youchan40 2015/08/08
  • やっぱり自分の商売を始めよう~起業は天国か地獄の二択ではない - ICHIROYAのブログ

    を書くために起業の実態について調べているのだが、すこし今までと認識が異なってきたり、ある程度はっきりしてきたことがあるので、そのサワリを。 なお、起業に関する情報にはさまざまなものがあるが、案外、中小企業庁の発行している「中小企業白書」が充実している。毎年発行されていてさまざま切り口で中小企業の実態や課題について現状と課題が描かれているのでとても参考になる。 起業に関するものは、2014年版に詳しいので、興味を持たれた方は直接ご覧頂きたい。 起業のことを一か八かの勝負、天国か地獄の二択のように言う人がいる。そもそも、会社を辞めるときの僕がそんなイメージを持っていた。 たとえば、起業後(創業後)10年、生き延びる会社や個人事業は、何割と思われるだろうか。 10%程度ではないかと僕は思っていた。 少し古い資料だが、2005年度版の「中小企業白書」に「開業年次別 事業所の経過年数別生存率」とい

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    youchan40 2015/07/15
  • 「したいことしかしない人生」と「やるべきことをやる人生」のそれぞれの到達点 - ICHIROYAのブログ

    やっぱりドマケンさんのブログが面白い。 僕よりかなり歳上と思っていたのだが、孫正義さんと同年ということなので、ひとつかふたつ先輩なだけであった。ドマケンさん、年寄り扱いしてすみません! まだまだ、興味深い話は続きそうだが、僕とドマケンさんの人生は鏡に映る鏡像のように違って面白い。 僕らが歩いた道はぜんぜん違うし、考え方も違うし、できることも違う。 ちょっと、面白いので僕らの人生が決定的に違った点を書いてみる。 ・ドマケンさんは高校へ進学するときに「これからはコンピューターの時代だ」と思ってコンピューターを学び、その後、最初の会社に勤めた時も、コンピューターの担当として就職した。僕は大学へ進学するときですら、なにをやるべきかわからなかった。 ・ドマケンさんはその会社が3か月でコンピューターを使うことをやめたので仕事がなくなった。その時、社会人わずか3か月で、会社というものは自分たちの都合で簡

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    youchan40 2015/07/06
  • 会社に全精力をつぎこまず、将来のために別のスキルを身につけるは、正しいか(追記) - ICHIROYAのブログ

    「会社に全精力をつぎこまず、将来のために別のスキルを身につけるは、正しいか」という記事を書かせていただいたのだが、言葉足らずな点を補足したい。 kyouki.hatenablog.com そういうことを書くと、経営者目線であると思われる方もおらるようだけど、会社勤めも18年、経営者としても(規模は小さいとはいえ)13年やった僕にとっては、それは働く個人のためのアドバイスのつもりである。 もちろん、会社としてもそうしてもらったほうが都合が良い話ではある。 ただし、僕は、個人にとっても、その方が断然良いと思っている。 なにをもって良いとするか、ということは個人それぞれだろう。しかし、それでは話が進まないので、40才、50才になって、会社が倒産したりしても、自分の納得のいく次の仕事をみつけることができる(自営にしろ、会社勤めにしろ)ような状況にいることを、今は個人にとって良いことである、とする。

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    youchan40 2015/03/29
  • あなたの職場にもきっといる5タイプの「困ったちゃん」 - ICHIROYAのブログ

    どんな職場にも「困ったちゃん」がいる。 会社に勤めているとき、「困ったちゃん」に手を焼き、自分のチームから放出させてほしいと上司に頼んだら、他部署にいる別の「困ったちゃん」を引き受けることを条件に出され、諦めたことがある。 ともかく、「困ったちゃん」はどこにでもいる。 今朝、いつも読んでいるGeoffrey Jamesさんのコラムで、「5 Types of Toxic Emploees and how  to deal with them」 (困ったちゃんの5つのタイプとその扱い方)というインフォグラフィックスの紹介がされていて、それがあまりに面白かったので紹介したい。 インフォグラフィックスは雇う側から書かれているが、それはマネージャーでもない会社員にとっても切実な問題だと思う。 そこに書かれたタイプを読むと、すぐに具体的な顔を思い描くことができるだろう。僕も、30年以上の仕事のなかで、

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    youchan40 2015/03/15
  • コミニケーションがうまくいかなくて、人生の軌跡が変わっていく話 - ICHIROYAのブログ

    さっきフェイスブックを確認したら、知らない外国の綺麗な女性からメッセージが入っていたので、きっとまた何かの宣伝だなと思ったら、僕が気に入って翻訳した「旅ガールに恋しちゃだめ」という記事の筆者からであった。 その記事を翻訳したのは去年の6月でかなり反響があり*1、筆者の彼女の連絡先をフェイスブックでみつけてメッセージを送っておいたのだ。 彼女は各国語に翻訳されていくことを喜んでおり、そのリストに日語も加えてもらえると、僕にも彼女にも良いことだと思えた。 が、返事がない。 いつまで経っても返事がなく、なんだかがっかりして、忘れてしまっていた。 彼女のメッセージとFBを読むと、どうやら彼女はFBのメッセージボックスの『その他』というところの存在を今日まで知らなかったらしい。 FBでは友達でない人にメッセージを送ると、『その他』に入る。 僕のような、彼女と直接つながりはないけれど、感謝の気持ちや

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    youchan40 2015/03/05
  • 「志」でほんとうに食っていけるのか - ICHIROYAのブログ

    会社に勤めていて悶々としていた時、さまざまな壁にぶち当たり、いっそ自分でビジネスを始めることができたらどんなに素敵だろうかとよく夢想した。 その時に思ったことは、まずは、お金がない、ということだった。 もちろん、ないのはそれだけではなく、成功間違いなしのアイディアとともに戦ってくれる仲間もいなかった。 それさえあればなあ、とよく考えたものだ。 その頃、よく読んだり聞いたりした話は、ことを成すために必要なのはお金やアイディアではなく、「世界をよくしたいという強烈な志であって、それさえあれば、ほかのものはついてくる」という話で、ほんとうかなあと懐疑的に思っていた。 どんな高尚な志を持っていても失敗する人がほとんどじゃないのか。 そいつは天上の物語、神話に違いないと。 ところで、ライト兄弟と飛行一番乗りを競ったサミュエル・ピエールポント・ラングレーのことは知っているだろうか。 当時の飛行機開発は

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    youchan40 2015/03/04
  • 両親が80代になってはじめて知った9つのこと - ICHIROYAのブログ

    たいていのことは、学校やを読むことで学ぶことができるけど、ほんとうに大切なことは体験してみないとわからないってことも多いようだ。 僕が言っているのは、「老いる」ということ、「老いた両親をみる」ということについてだ。 僕は長男(妹がひとりいる)、嫁は一人娘だ。数年前に嫁のお母さんが亡くなるまで両方の親が存命で、いまもありがたいことに3人が生きてくれている。みんな80歳以上になった。 3人のうちふたりは認知症になった。 実際のところ、僕が失敗した便を始末しているわけではない。嫁のお父さんはうちの家にいて嫁がヘルパーさんに助けてもらいながらみているし、僕の母は父とふたりで住んでおり、父と妹が面倒をみてくれている。 僕には介護についてあれこれと偉そうなことを言う資格はぜんぜんないのだけど、体験してみてはじめてわかったこと、事前に想像していたこととは違うように思えたことがたくさんあった。 たとえば

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  • 壊れていく83歳の母と85歳の父 - ICHIROYAのブログ

    おふくろは完全に壊れてしまった。 記憶の中に生きていて、僕らが何かを尋ねたときだけ、現実の窓がかすかに開く。 おふくろの中ではそのふたつの世界はつながっていて、現実と空想の境がない。 いろんな心配ごとを思い出すらしく、「ほら、誰かが私らのこと言ってる」とか「この部屋が暑いのは電気料金を別に払っていないからだ」とか「昨日、綾部に行ってきた(おふくろは立てない)」とか「死んでしまったと思った前の主人がきてくれた(1回しか結婚していない)」とか「綾部の親戚が私の悪口を言っている」とか。 もう嫁のことはわからないし、孫の名前はごっちゃになっていて、ひ孫のことは生まれたのか生まれていないのかすら理解できない。 心配していることについては、「だいじょうぶ、だいじょうぶ」となんとかなだめて、それを空想に過ぎないことを納得させる。 「綾部になんか、最近行ってへんで。思い出とごっちゃになってるんや。おかあち

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  • 職業人は社会に出てから二度死ぬ - ICHIROYAのブログ

    中学生の頃、ジャック・ロンドンの『野生の叫び声』と『白い牙』を旺文社文庫で読んで読書の楽しさを知った。 高校生の頃、勉強に飽きると北杜夫氏の『どくとるマンボウ航海記』と『どくとるマンボウ青春期』を開いて、何度も何度も飽きずに読んだ。 畑正憲氏の『ムツゴロウの青春期』を読んで、恋に憧れた。 司馬遼太郎氏の『燃えよ剣』と『竜馬がゆく』を読んで、やがて僕が出港することになるであろう人生の航海を思って胸を熱くした。 上温湯隆氏の『サハラに死す』を読んで、僕はどこまで勇敢になれるだろうかとこころ震わせた。 水産学科専攻だった大学時代、スティーヴン・ジェイ・グールドが『ワンダフル・ライフ』に描いてみせた進化の秘密にときめいた。 エド・マクベインの87分署シリーズに人生の機微を知った。 ジェームス・サーバーの軽妙な絵と短編に、人生の苦さを垣間見た ソール・ベローの『オーギーマーチの冒険』のように、僕も何

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    youchan40 2015/02/21
  • 新規の会社でアルバイト募集をやって驚いたふたつのこと - ICHIROYAのブログ

    ともかく、時代の変化が早い。 まったく、早過ぎる。 きのうはじめて使うことになったある求人媒体の担当者Aくんが来てくれたのだが、いままでお願いしていたBくんの会社との違いに愕然とした。 Aくんの会社は後発で、紙媒体なし、メインはスマホである(PCサイトもあるが)。 Bくんの会社は紙媒体とPC,スマホ対応。 Bくんには、いつも求人内容と写真を1枚か2枚渡していた。 Aくんは自分のスマホを取り出すと、さっさと、動画を撮り始めた。みんながPCに向かっているところ、発送作業をしているところ、倉庫の様子、写真撮影をしているところ、などなど。 写真ではなく、それを、動画で撮る。 それで充分かと思えば、「おもに来て欲しい人材のイメージってありますか?」というので何かと思えば、その写真で応募者の層がかなり変わるというのである。僕は急遽、とくににこやかで楽しそうな表情をしたスタッフを3人召集して、思いっきり

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    youchan40 2015/02/20
  • ホームレスになってしまうのは、自己責任だろうか、それとも社会の責任だろうか? - ICHIROYAのブログ

    会社に通っているとき、新今宮駅で環状線から南海線に乗り換える。 新今宮界隈には、ホームレスの方が多い。 会社を辞めて独立すべきかどうか、何年も迷っていたときに、いつも頭から離れないのは、ホームレスの方々の姿だった。 事業に失敗して借金が返済できなくなれば、いったいどうなるのだろう? 離婚して家族と連絡をたち、失踪してホームレスになってしまうのだろうか? 今朝、アメリカのニュースの紹介を見て、そのときの気持ちをまざまざと思い出した。 Realtor hires homeless to help them and his business ( 不動産業者がホームレスをビジネスで助ける) どういう話かというと、デンバーの不動産屋ジョーさんは、毎日道端に立って物乞いをしているホームレスのクリスさんを見ていた。 その看板には、「寒い、私はホームレス、空腹です。何か恵んでください」と書かれていた。 も

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  • ふと気がついたら周囲はできる人ばかり。そこから先に行くには? - ICHIROYAのブログ

    誰だったか覚えていないのだが、音楽をやっている人からこんな話を聞いたたことがある。 ある有名なライブハウスのオーナーが、あるビッグアーティスト(名前を覚えているが伏せる)を無名時代から知っていた。 そのオーナーにその知人が、無名時代のビッグアーティストがどんな風でしたかと尋ねたら、やはり彼は無名時代から全然違ったという。 いったい、何が違ったのか、やはりずば抜けた才能が何かの形で初期の演奏にもほとばしりでていたのか、知人は興味をもってその先を訊ねた。 オーナーがしみじみと語る何が違っていたのかという理由は意外なことだった。 彼はとても礼儀正しかった、というのである。 たしか、うちのスタッフか、以前いたスタッフから聞いた話だ。 ただし、そのスタッフも又聞きで、単なる都市伝説かもしれない。しかし、その話はずっと胸にひっかかっていた。 話が当だとすれば、そのビッグアーティストはそのライブハウス

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