31日に投開票された東京都知事選で午後8時の投票締め切りとほぼ同時に落選が判明したのがジャーナリストの鳥越俊太郎氏(76)だ。 午後8時20分、東京・南青山の選挙事務所に現れた鳥越氏は選挙戦の疲れが出たのか、階段の上り下りでは手すりをつかまなければままならない状況。マイクを握り「準備不足はあったが、ひとえに私の力不足」と述べるも、女性スキャンダル報道の影響については「なかったと言えばうそになる」と悔しさもにじませた。 そんななか、最後の最後でぶちまけたのが民進党都連の会長を務める松原仁衆院議員(60)だ。鳥越氏が帰宅したあとに行われた囲み取材で「今日の午後8時までは何も言わないよう我慢していた。でも、もう結果も出たから言わせてもらう」と述べるや、“独演会”がスタートした。 松原氏は当初、元経済産業省官僚の古賀茂明氏(60)の擁立に動き、出馬要請までしていたが、直前で岡田克也代表(63)ら党