この記事の画像(9枚) 北海道のほぼ中央に位置する美瑛町。 見渡す限りに続く波状の丘陵地帯には、同じ作物を続けて作らない「輪作」による色とりどりの畑がパッチワークのように広がっている。 この絶景を求めて世界中から年間約160万人の観光客が訪れる美瑛は、いまや日本有数の観光地の一つになっている。 しかしその反面、観光客が農地を踏み荒らすなどのマナー違反が増加し、近年は深刻な問題になっているという。 そこで、美瑛の農家が「立ち入り禁止」と書かない「畑看板プロジェクト」という観光公害対策プロジェクトに乗り出し話題になっている。 「インフルエンサー」の真似をして迷惑行為 そもそもマナー違反が増えた原因のひとつは、SNSなどで多くのフォロワーを持つ「インフルエンサー」だという。 彼らが無断で撮影したとみられる写真をマネしようと、同じ風景を探して農地に入り込む観光客が増えているそうだ。 「作物を踏まな