大手製紙メーカーの「日本製紙」は、新興国の需要の増加や円安の影響で原料のパルプが高騰していることなどから、ことし4月以降、飲料用の紙パックの価格を10%から15%程度値上げすると発表しました。 日本製紙が牛乳やジュース向けの飲料用の紙パックの価格を引き上げるのは6年ぶりのことで、ことしの4月1日から10%から15%程度値上げするとしています。 値上げの最大の要因は、紙パックの主な原料であるパルプの価格が、新興国の需要の増加や円安の影響で高騰しているためで、紙の表面を加工するための樹脂や包装の材料の値上がり分を含めて、生産コストは前回値上げした6年前より10%以上上昇したということです。 会社側は、生産の効率化などの自助努力ではコストの上昇分を吸収できなくなったと説明しています。 日本製紙は、飲料用紙パックの生産では業界の大手で、今後、他の製紙メーカーや紙パックを利用する飲料メーカーの価格戦
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