概要 YANSシンポジウムで最近の取り組みの1つをポスター発表してきました。YANSシンポジウムは言語処理学会の若手支援事業の1つで、自然言語処理の周辺分野に参加して間も無い研究者の発表を奨励している研究シンポジウムです。NLPに取り組んでいる研究者の方々と議論することができ、様々な知見が得られました。 発表タイトル・著者 [S3-P15] 大規模言語モデルによって医療テキストの固有表現処理はどこまで簡単になったか 西林 孝 (Ubie), 横井 祥 (東北大/理研) 背景 LLMの性能向上により様々な自然言語処理タスクに手軽に取り組めるようになりました。ただNLPの経験ゼロの状態でLLMの波に飲み込まれた私の様なエンジニアはLLM登場以前の手法の肌感が無く、LLMだとそれなりに動かせるが本当にLLMに全てを任せれば良いのか判断がつきません。そこで最近取り組んでいたメディカルエンティティリ