ことでん=高松琴平電気鉄道が昨年度の決算を発表し、運賃の値上げや、コロナ禍後の鉄道利用の増加などで、最終的な利益は3億9600万円となり、4年ぶりに黒字に転じました。 ことでんが18日発表した昨年度の決算によりますと、本業のもうけにあたる営業収益は去年5月に運賃を値上げしたことや、新型コロナの5類移行で利用者数が増加したことなどから、前の年度より3億8800万円増えて35億4400万円となりました。 相次いだ踏切トラブルの対策などで経費は大幅に増加したものの、車両のワンマン化などで削減も進めたことから、最終的な利益は3億9600万円となり、4年ぶりに黒字に転じました。 決算について、植田俊也社長は「新型コロナの影響を受けた3年間を乗り切り、利用状況はコロナ禍前には戻っていないが通常の経営状態に戻ってきていて安心している」と述べました。 一方、安全投資に加え過去の借入金の返済の負担も大きいと