「Myths about /dev/urandom」が定説を覆す解説を行っている。Linuxを使う場合には/dev/urandomよりも/dev/randomを使う方が安全だといわれていたが、ブロックするというその特性や実際の内部実装などから考えれば、/dev/urandomが適切な選択肢であり、強い理由があって/dev/randomを使っているのでなければ/dev/urandomが十分なランダムデータの入手源であるという。 説明はLinuxカーネルを焦点にしたもので、マニュアルにも記載されている定石「/dev/randomは、疑似乱数生成器を利用する/dev/urandomよりもランダム性が高い」というのは、必ずしもそういうことではないと説明している。説明は概念的なところから実際の処理の流れ、暗号処理が使用している疑似乱数生成器などに触れ、最終的に/dev/randomを必要とする強い理