サンダース氏、撤退せず=民主党の態勢構築に遅れも-米大統領選 【ワシントン時事】米大統領選で民主党の指名獲得が絶望的となったバーニー・サンダース上院議員(74)は16日、インターネットを通じて「政治革命は続く」と題して演説し、7月下旬の党大会まで選挙戦から撤退しない考えを表明した。指名が確実なヒラリー・クリントン前国務長官(68)が共和党の実業家ドナルド・トランプ氏(70)との対決に向けて進める挙党態勢構築に遅れが出そうだ。 民主党の予備選・党員集会は既に全日程が終了。サンダース氏が勝敗を覆すにはこれらの結果に縛られない特別代議員を説得し、獲得代議員数で逆転する必要がある。ただ、これは事実上不可能で、サンダース氏には、クリントン氏への支持表明を留保することで譲歩を引き出し、党の政策綱領に自身の考えを反映させる狙いがあるようだ。(2016/06/17-11:28) 【国際記事一覧へ】 【ア