理想の納豆パスタを追い求めて 納豆パスタを作ろうと思いました。きっかけは、知り合いに「うまいよ」と教えられた某レストランの納豆パスタが、あまりにうますぎたからです。 納豆パスタはその店の看板料理だそうで、複雑なうま味がからみ合ったそれはまさに、ごちそうと呼ぶにふさわしい一皿でした。 納豆パスタ=シンプル手抜き料理、という偏見を持っていたことを大いに反省すると同時に、納豆パスタのレシピを求める旅が始まりました。そして見つけてしまったのです。私の理想の一皿を。 納豆パスタの宿命(さだめと読みます)があるとしたら、それは「納豆という武器」に頼り切ってしまうことでしょう。そのまま食べてもうまいだけあって、「うま味の塊」ともいえる納豆の味に依存してしまう。 たとえば、パスタに納豆とめんつゆをあえて、刻んだ大葉をのせたら完成。こんなパスタを見たことがあるでしょう。さっぱりしておいしいけど、なんだか違う
人を選ぶゲームデザインがなされた作品の評価が見直されている昨今。『ファイアーエムブレム』シリーズもまた、かつては「手ごわいシミュレーション」という旗を掲げ、万人受けしない作風を売りにしていた。だがそれも昔の話。『ファイアーエムブレム エンゲージ』は万人受けしないSRPG(シミュレーションRPG)というジャンルを万人受けさせるという、かつてとは真逆の使命を帯びて生まれた作品である。達成率については残念ながら50%に落ち着いてしまったが、彼の姿勢には長期間にわたるシリーズ継続について、考えさせられるものがある。 シミュレーションRPGのとっつきにくさ シミュレーションRPGを多くの人に届けるというミッションを達成する上で最大の障壁となるのは、シミュレーションRPGという形式を採用していることそれ自体である。SRPG、ひいてはシミュレーションの要素を組み込んでいるゲームは得てして、遊びのルールや
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