NECは24日、携帯電話でPC向けのWebページを閲覧する際に、見たい部分の情報を効率的に表示する技術を開発したことを発表した。携帯電話向けブラウザとして利用が可能になる。実用化されれば、ブラウザをダウンロードして使用する形態となり、機種に依存せずに利用できるという。 このブラウザでは、画面上にWebページの縮小イメージ(オーバービュー画像)と、ページ内のブロックのタイトル文字列を表示することができる。この表示形式への変換を行うのは、サーバ上の「レイアウト解析エンジン」。WebページのHTMLタグ構造や、ページを構成する複数の領域やタイトルの位置関係・サイズ・色などの特徴を解析することで、人間の直感に合ったブロック構造の抽出を行う。方向キーでブロックごとに選択され、利用者は縮小イメージとブロックのタイトル文字列を参照することで、目的の情報への到達することができ、効率の良い閲覧が可能になる。