8日の土曜日、国立能楽堂で能「采女」の公演がありました。 采女とは宮廷に使えた女性のことを言います。天皇と契りをもった采女が、かなわぬ恋ゆえに入水したという悲話をテーマにした曲です。 シテは浅見真州師 地頭は野村四郎師、大鼓は亀井忠雄師と、超ベテランの組み合わせです。能通の方にはこの名前を見ただけで、当日の様子がお分かりになるかもしれません!? 所要時間、2時間15分。 今年になってからの最長記録です!(私が出演した舞台のなかでですが) 2時間を越すと、集中力を持続するだけでたいへんです。おまけに足は痛いし! 終われば、気力体力ともへとへとです。 ご覧になっているお客様も大変だと思います。お互いに気力・体力の勝負です。 でもあのときのお客様はほんとうに最後まで熱心にご覧になっておられました。感謝!感謝! [雑談ですが、われわれは舞台に出る前に、 今日はどのくらいかかるだろうかと、よく話題に