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ブックマーク / eulabourlaw.cocolog-nifty.com (378)

  • 珍しく極めてまっとうなコンサル系「ジョブ型」論 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    濱口は、メディアに載る「ジョブ型」を見る度に、「これは違うぞ、あれも違うぞ」とわめき続けているのではないかとご心配の皆さま。気分はそれに近いところもありますが、それでもたまに見るジョブ型論に、正真正銘極めてまっとうなものがあるととても嬉しくなります。 特に、コンサル系の方の文章に、ジョブ型の現場感覚溢れるまっとうな叙述を見ると、その同業者諸氏に「おまいら、まずこれ嫁」という気分になりますね。 どれがそれなのかと言いますと、紙媒体の『労政時報』の4009号、4010号に連載された三菱UFJリサーチ&コンサルティングの石黒太郎さんの「丁寧に考察するジョブ型雇用の人材マネジメント 〜経験者によるポイント解説〜」です。 https://www.rosei.jp/common/data/backnumber/pdf/4009.pdf https://www.rosei.jp/common/data/

    珍しく極めてまっとうなコンサル系「ジョブ型」論 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
  • 新年早々、日経新聞は - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    新年早々、日経新聞は、あれほど口が酸っぱくなるほど違うといっているのに、依然として https://www.nikkei.com/article/DGKKZO67690860V21C20A2M11300(<キーワード>ジョブ型雇用) あらかじめ職務内容や職責を規定した職務定義書(ジョブディスクリプション)を策定し成果に基づき評価する仕組み。欧米で一般的だ。・・・・日では勤続年数に応じて昇給する「年功型」が多数派だが、成果に基づき評価されるジョブ型では年功概念は否定される。同期入社でも給与格差が拡大する可能性がある。・・・ などと言っていますな。 ジョブ型とは、ヒトじゃなくて人をはめ込むべきポストに値札が付いているんだ、と百万回言っても、そもそもヒト基準の発想から脱却していない脳みそで書くものだから、どうしてもこうなってしまうんですね。 それにしても、そもそもジョブ型社会ではありえない「同

    新年早々、日経新聞は - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2021/01/26
    「ジョブ型とは、ヒトじゃなくて人をはめ込むべきポストに値札が付いているんだ、と百万回言っても、そもそもヒト基準の発想から脱却していない脳みそで書くものだから、どうしてもこうなってしまうんですね。」
  • 梅崎修・池田心豪・藤本真編著『労働・職場調査ガイドブック』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    yyamaguchi
    yyamaguchi 2020/01/10
    「文献の調べ方/歴史資料/調査倫理/職場見学(工場見学)/文化的コンテンツの利用法/白書・業界誌などの活用/海外調査/レポート・論文・報告書の作成/産学連携プロジェクトの運営/研究会を組織する/データ・アーカイブ」
  • 倉重×荻野対談 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    ヤフー・ニュースに26日から毎日短期連載されていた【荻野勝彦×倉重公太朗】「日型雇用はどこへ行く」の対談が、日の5回目をもって終了しました。さすが、この二人の対談らしく、随所でそれそれと掛け声をかけたくなる箇所が頻出しますが、 https://news.yahoo.co.jp/byline/kurashigekotaro/20181226-00109021/ (第1回(同一労働同一賃金のゆくえ) https://news.yahoo.co.jp/byline/kurashigekotaro/20181227-00109120/ (第2回(「転勤」とキャリアの現代的再考)) https://news.yahoo.co.jp/byline/kurashigekotaro/20181228-00109123/ (第3回(解雇法制はどうあるべきか)) https://news.yahoo.co

    倉重×荻野対談 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2019/01/29
    「長い間には思いどおりの仕事にならないこともきっとある。ぜひ伝えたいのは、そういうときこそ勉強しよう…思いどおりでない、あまりやりたくない仕事をやらなければいけないときこそ、その仕事の勉強を。 」
  • 40代問題@『DIO』339号 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    『DIO』339号をお送りいただきました。特集は「職業人生の折り返しを迎えた働く 40代の今を考える」です。 http://www.rengo-soken.or.jp/dio/pdf/dio339.pdf 就業面における世代としての特徴 神林龍 40代の「学び」について 中原淳 40代のストレス対処法 下園壮太 共働き夫婦間の家事育児分担 梶谷真也 最近、40代が他の世代に比べて賃金が伸び悩んでいる、昇進スピードが落ちているという声が強いですが、最初の神林さんのインタビューは、いろいろな条件を考慮しなければいけないよと、冷静な労働経済学者らしい冷や水をかけています。 大変面白かった部分を引用しておきます。 ・・・・80年代後半、90年代から、大卒者が急速に増えました。この増加した分は、ほぼ女性の大卒者の増加で説明できます。男性の大学進学率はそれほど上がらなかったのですが、女性の大学進学率が

    40代問題@『DIO』339号 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
  • OECDの『日本の教育政策』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    何だか文部科学省が炎上状態のためなのか、マスコミではあまり取り上げられていないようですが、OECDが昨日『日教育政策』の評価報告書を発表したようです。 http://www.oecd.org/education/education-policy-in-japan-9789264302402-en.htm http://www.oecd.org/education/Japan-BB2030-Highlights-Japanese.pdf教育制度は、児童生徒と成人の両方において、OECD 諸国でトップを争う高い成果を生ん でいます。しかしながら、軽視できない経済的および社会人口学的な問題によって、この卓越 したモデルの維持可能性が疑問視されています。 それはどういうことかというと、 日教育制度の成功を語る上でひとつ極めて重要な特徴が、子どもたちに非常に包括的(全人的)な教育

    OECDの『日本の教育政策』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2018/07/31
    「そうした学習率の低さに繋がっている要因の中には、日本の成人の時間的 および経済的な制限、教育内容が労働市場との関連性に欠ける点や、関心または動機の欠如があります。」
  • 明治大学労働講座の動画 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    去る6月5日、2018年度明治大学労働講座企画委員会寄付講座で「労働社会の改革(1)日の労働社会の成り立ち」を講義してきました。これももう長いこと、2010年度から毎年やってます。 http://www.kisc.meiji.ac.jp/~labored/kifukoza/rodokoza2018.html その動画がアップされていますので、まあ、わざわざ見る人が居るかどうか知りませんが、せっかくなのでリンクしておきます。

    明治大学労働講座の動画 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2018/06/13
    「去る6月5日、2018年度明治大学労働講座企画委員会寄付講座で「労働社会の改革(1)日本の労働社会の成り立ち」を講義してきました。これももう長いこと、2010年度から毎年やってます。」
  • 鶴光太郎『性格スキル』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    yyamaguchi
    yyamaguchi 2018/06/12
    「「職務遂行能力」というやや曖昧ながら決して企業特殊的ニュアンスのあるわけではない言葉で表現してきているわけで、それを経済学者が勝手に(自分たちに理解しやすい概念で)企業特殊的スキルとか言ってきた」
  • 労働市場を無視した大学論は無意味@川端望 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    拙著に丁寧な書評をいただいたこともある東北大学の川端望さんが、いわゆる低レベル大学の存立根拠について、箇条書きながら丁寧に解説しているページがありました。 「ゼミ生討論用のノート」とのことですが、世の多くの人の討論用にこそとても有用だと思われます。以下は抜き書きですが、是非リンク先で全体を一覧いただきたい内容です。 https://plus.google.com/111914211653276243730/posts/BGg3nT86NBZ (大学の学力問題と労働市場) ・・・学力が低い大学が成り立つ理由は,需要側と供給側の双方にある。 ・まず需要側。「とにかく大卒の肩書を手に入れないと不安」という親及び学生人のニーズ。この不安は,高卒と大卒で生涯賃金の格差が依然としてある上に,高卒でつける安定した正社員の職が縮小していることに由来する。日社会において「一定の専門的知識・能力」でなく「

    労働市場を無視した大学論は無意味@川端望 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2017/10/13
    「低レベル均衡の根源は,就職活動時に「とにかく大卒である」ことの限界効用が高いという,大卒者の労働市場,とくに文系卒の労働市場にある。」
  • NIRA研究報告書『人類文明と人工知能Ⅰ―近代の成熟と新文明の出現―』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    NIRA(総合研究開発機構)の研究報告書『人類文明と人工知能Ⅰ―近代の成熟と新文明の出現―』をお送りいただきました。 http://www.nira.or.jp/outgoing/report/entry/n170831_867.html われわれは人工知能にどのように向き合っていくべきか。この問題について考えるには、現在進行している近代社会の動きが人類文明にもたらす意味についての考察が欠かせない。現在、私たちが対峙している近代社会の状況は、旧いものから新しいものへの交代というよりも、旧いものの成熟と新しいものの出現が、同時に生起している状況と考えるべきだろう。研究報告書の著者の公文俊平教授は、これを重なりという意味の「重畳」と呼んでいる 。 書では、「重畳」をキーワードに、大きな転換期を迎えている21世紀の現状を解釈し、そこから人工知能が引き起こしている問題にどう対応すべきか提言する

    NIRA研究報告書『人類文明と人工知能Ⅰ―近代の成熟と新文明の出現―』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2017/10/03
    「執筆は多摩大学の公文俊平さんで、事務局のNIRA総研の神田玲子さん(先日のILOとのシンポジウムでもご一緒しましたが)のほか、鈴木謙介、山内康英氏らも参加しているようです」
  • 全基連メルマガで労働基準監督官を描いた実録風小説「気迫の31DAYS」が連載 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    全国労働基準関係団体連合会(全基連)のメルマガで、労働基準監督官を描いた実録風小説「気迫の31DAYS」が連載されるそうです。 その連載のお知らせに曰く: 不慮の事故で両親を失い、支え合って生きてきた妹真理を心配する姉恵理からの「真理は7時には出勤、毎日終電帰りで休日も出勤し、この6か月間に体調を壊した日を含め3日しか休めていない」旨のSOSの手紙を受けて、若井第一方面主任労働基準監督官、労働基準監督官遥、同浦口五郎は異例の3人という陣容で定期監督を装って10月5日に(株)JOCを臨検監督した。しかし、呈示を求めた書類上は、残業時間、休日出勤や割増賃金のいずれにも、不審な点はなく格別の問題は発見されなかった。 恵理からの手紙との違いに怪しいと踏んだ3人は、当然、それで引き下がったわけではなく、翌日からJOC社への深夜に及ぶ張り込みを交替で始めた。そして、10月10日(日)の夕刻、翌日の面

    全基連メルマガで労働基準監督官を描いた実録風小説「気迫の31DAYS」が連載 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2017/09/22
    「 「全基連マガジン」(メールマガジン)を月2回、希望者に無料で配信しています。労働行政の新たな動きなどのほか他に類例のない情報として、労基署による送検事例を収録しています。」 」
  • 前田正子『大卒無業女性の憂鬱』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    前田正子さんの『大卒無業女性の憂 彼女たちの働かない・働けない理由』(新泉社)をお送りいただきました。ありがとうございます。 http://www.shinsensha.com/detail_html/04shakai/1612-2.html これまで「家事手伝い」「結婚すれば問題ない」と見過ごされてきた大卒未婚無業女性。大卒無業女性の問題は、貧困問題に直結し、抜き差しならない段階まで来ている。 そもそも高等教育を受けた恵まれた立場であるはずの大卒の女性たちが、なぜ働かないのだろうか。 働く女性の6割近くが非正規職という厳しい現状もふまえ、女性を取り巻く労働環境の実態を明らかにし、大卒無業女性への支援やケアを提言する。 オビで山田昌弘さんが「女性活躍後進国ニッポン」とか言っているので、そういうだと思われるかも知れませんが、いや確かにそういうことなんですが、読んで一番強烈に印象づけられた

    前田正子『大卒無業女性の憂鬱』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2017/03/24
    「読んで一番強烈に印象づけられたのは、関西という地域の持つ強烈に女性活躍制限的なカルチャーなんですね。」
  • 『DIO』321号 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    yyamaguchi
    yyamaguchi 2016/12/12
    「前に本ブログで、欧州の労働組合に比べて日本の労働組合はこの手の問題に対する感度が鈍いのではみたいなことを書いたこともありますが、さすがに情報労連は問題意識があるようです。」
  • 労働基準法は短く自由に働くことを規制していない - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    「生きた経済ブログ」というブログに、「「8時間労働教」という宗教」というエントリが書かれているのですが、 http://freedom-7.cocolog-nifty.com/blog/2016/12/post-f129.html どうも、労働時間規制の基構造をまったく理解しておられない、というか全く逆に理解しておられるようなので、二年前に書いた文章を棚卸ししなければいけないという気になりました。 このブログに曰く、 >政府の「働き方改革」の影響もあってか、最近では残業時間云々の話をよく見かけるようになった。政府からは「残業時間の上限」を設定するとかいう話も出ており、賛否が分かれているようだが、どうもシックリとこない。この違和感の正体は何なのか?とよくよく考えてみると、残業の有無に拘らず、8時間は絶対的な労働時間として固定されているところにあるのだと思う。・・・ これだけではどう理解して

    労働基準法は短く自由に働くことを規制していない - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2016/12/12
    「つまり1日8時間を超えず、1週40時間を超えないという条件下で、言い換えれば短くなる方向でのみ自律的、裁量的な労働時間制度であれば、そもそも免罰する必要性がない」
  • よくわかるジョブ型とメンバーシップ型 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1407/22/news054.html この記事とあわせると… そりゃメニューによって使えない材だってあるだろうに。おいしそうだからといって買ってきたアボカドを肉じゃがに入れたりはしないものです。 こうやって考えると、「ジョブ型」はすでに一定の「職務遂行能力」を持つ人物を外部から調達して、組み合わせていくのに対して、「メンバーシップ型」はメンバーに迎え入れた人物を、無から「職能」を有する人材に育てていくと言えるわけですね。 これは、言葉を変えて言うと農耕型と、狩猟型の対比と言えそうです。 つまり、メンバーシップ型の社会における、労働者は企業が育てる「農作物」であるのに対して、ジョブ型社会における労働者は、企業にとって狩猟対象となる「獲物」といえるでしょう。 あるいは、「農耕」を「牧畜」に置き換えて考えると、なぜ「正

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  • OECD『成人スキルの国際比較』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    と、ぐちゃぐちゃ言うてたら、そのPIAACの調査結果を日中心にまとめた『成人スキルの国際比較』というが今日、明石書店から発行され、わたくし宛にも送られてきました。 奥付を見ると、ちゃんと2013年10月9日初版第1刷発行、とあって、OECD部のプレス発表にあわせて刊行していることがわかります。 http://www.akashi.co.jp/book/b146064.html 仕事や日常生活の様々な場面で必要とされる汎用的スキルについて、「読解力」「数的思考力」「ITを活用した問題解決能力」の3分野から評価したOECD国際成人力調査の結果をもとに、日にとって示唆のあるデータを中心に整理・分析する。 ということで、目次は次の通りです。 はじめに OECD国際成人力調査(PIAAC)調査結果の要約 PIAAC国内調査の実施に関する研究会 報告書を読む際の注意 第1章 PIAACの概要

    OECD『成人スキルの国際比較』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2013/10/16
    「仕事や日常生活の様々な場面で必要とされる汎用的スキルについて、「読解力」「数的思考力」「ITを活用した問題解決能力」の3分野から評価したOECD国際成人力調査の結果をもとに、日本にとって示唆のあるデータ」
  • 「高齢者フル就業」以外に日本の進路はない@『エコノミスト臨時増刊』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    既に発売されている『エコノミスト臨時増刊 65歳雇用の真実』ですが、そのうち特集「さらば「日型雇用」」に並んでいる論文とその筆者のリストは以下の通りです。 編集者がどういう考えでこういう取り合わせにしたのかは、編集者に聞くよりありませんが、なかなか面白い取り合わせであることだけは間違いないようです。 さらば「日型雇用」へ “直球”提言 なぜ「正社員改革」が必要なのか 日を救う規制改革会議の提案=鶴光太郎 62 「40歳定年制」への大いなる誤解 「人生3毛作」時代へ最適の区切り=柳川範之 66 規制による雇用延長は高齢者活用に逆効果 定年制を廃止できる労働市場改革を=八代尚宏 70 年金「65歳引き上げ」は第一歩 支給開始年齢、いずれ70歳以上?=鈴木亘 74 60歳から80歳までのキャリアデザイン キーワードは「無理なく」「役に立つ」=大久保幸夫 78 「キャリア権」とは何か 職業能

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  • 梅崎修ほか『人事の統計分析』(ミネルヴァ書房) - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    中嶋哲夫、梅崎修、井川静恵、柿澤寿信、松繁寿和編著『人事の統計分析 人事マイクロデータを用いた人材マネジメントの検証』(ミネルヴァ書房)をお送りいただきました。ありがとうございます。 http://www.minervashobo.co.jp/book/b108510.html 書は、人事処遇制度が滞る原因を統計的に検証する。特に、これまで日国内はもとより海外においても使用されなかったレベルの人事マイクロデータ(個々の従業員の評価・昇進・報酬に関する個票データ)と従業員アンケート、および、それらを突合したデータセットを用い、人事処遇制度の細部に分け入っていく点に大きな特徴がある。また、そのような分析を提示することで、人事制度や施策の効果を科学的に検証する研究分野の確立および実務の普及を目指す。 こののすごさは、製造業の大企業から中堅企業6社の人事部から個々の従業員の評価・昇進・報酬に

    梅崎修ほか『人事の統計分析』(ミネルヴァ書房) - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2013/06/13
    「この本のすごさは、製造業の大企業から中堅企業6社の人事部から個々の従業員の評価・昇進・報酬に関する個票データを提供されて、それをもとに分析しているところ」
  • 電機連合『若年層から見た電機産業の魅力研究会報告』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    電機連合から『若年層から見た電機産業の魅力研究会報告』をお送りいただきました。 この研究会、メンツがなかなか面白くて、主査がリクルート・ワークスの豊田義博さん、委員にJILPTの呉学殊さん、法政キャリデザの上西充子さん、東工大学生支援センターの伊藤幸子さん、河合塾の谷口哲也さん、という「学校から仕事へ」の両方を睨んだ布陣となっています。 各委員の書かれた各章の記述も面白いのですが、ここではそのあとの組合委員と事務局が書いた第7章から「政策制度の取り組みとしてなすべきこと」から、後輩たちへの思いが溢れる記述を 就職活動のあり方について、 ・・・この状況を打破するための一案として、中小企業の採用の手段としてのインターンシップを普及していくことも考えられる。現在の新規一括採用という採用方法を前提とすると、大企業で採用を前提としたインターンシップをすることは、学生の就職活動の早期化を助長することに

    電機連合『若年層から見た電機産業の魅力研究会報告』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
  • 角のないオセロ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    日の朝日の「耕論」に、湯浅誠氏が登場しています。中身は既にブログで何回も取り上げてきた話なのでいちいち紹介しませんが、同じことの表現方法に面白いのがあったので、 どんな立場になっても、やっているのは結局「角のないオセロ」のようなものだと実感しています。オセロでは角を取れば一気に多くのコマをひっくり返せますが、現実にはそんな角はない。一個ずつ地道に反転させていくしかないのです。 世の中に「ウルトラC」はない、ってことを、これまた根気強く地道に説き続けていますね。 考えてみたら、むかしの左翼活動家ってのは、オセロの角(管官制高地!)を奪い取って、世の中をひっくり返すんだなんていうことを口走っておったわけですが・・・。 若い人に良く聞かれるんですよ。「自分は何をすればいいですか?」と。世の中をがらがらと変えるような大きなことをやらないと意味がないと思っている人がいる。だから私は「限りある時間

    角のないオセロ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2012/04/16
    「世の中をがらがらと変えるような大きなことをやらないと意味がないと思っている人がいる」「限りある時間と能力の中で、あなたが最も有効だと思うことをやってください。魔法のボタンはどこにもありません」