「31~35歳がエントリレベルからミドルレベルへジャンプするタイミング」「残業時間はスキルレベルが高いほど長い」---。「3万人調査で分かったITエンジニアの実像」の最終回では,ITスキル標準(ITSS)に基づくスキルレベルに関する調査結果を紹介しよう。 今回の調査では,調査サイトで職種・専門分野に応じて表示される多数の質問への回答結果から,回答者のスキルレベルを判定した。スキルレベルの区分は,ITスキル標準(ITSS)で定義されたレベル1~7,および,ITSSにはないレベル0(未経験レベル)の8段階。 この8つのレベルを大きく3つの階層に分け,レベル2以下を「エントリレベル(上位レベルの指導の下で職務の課題を発見・解決する)」,レベル3~4を「ミドルレベル(自らのスキルを駆使して課題を発見・解決できる)」,レベル5~7を「ハイレベル(社内外でビジネスをリードできる)」とカテゴリ分けした。