マルコム・グラッドウェル著『ティッピング・ポイント』飛鳥新社、2000.3 なぜ、ニューヨーク市の犯罪率が急激にダウンしたのか? なぜ、地味な靴「ハッシュパピー」は爆発的に売れ出したのか? なぜ、『セサミ・ストリート』は人気長寿番組になりえたのか? なぜ、無名作家の小説が一躍ベストセラーになったのか? なぜ、急成長ハイテック企業ゴア社は<150人の組織>に固執するのか? なぜ、ボルティモア市の梅毒感染率は1年間で5倍に増えたのか? 全ての秘密を解く鍵は「ティッピング・ポイント」にあることを本書では、述べている。 ティッピング・ポイント(THE TIPPING POINT)とは、あるアイデアや流行もしくは社会的行動が、敷居を超えて一気に流れ出し、野火のように広がる劇的瞬間のことである。 ちょうど、混雑した店にいる一人の患者がインフルエンザの蔓延を引き起こさせるように、小さいが