ツイッターやミクシィなど、ユーザー同士が情報を交換する「ソーシャルネットワークサービス(SNS)」に注目が集まっている。中でもフェイスブックの海外での会員数は世界最大で、映画化もされるなど、高い人気を誇る。フェイスブックとその他のメディアは何が違うのか、インターネットメディアに詳しい高広伯彦さんに話を聞いた。 大学ごとに広がった「フェイスブック」 フェイスブックとは、英語で“学生名簿”を意味します。ハーバード大学の学生同士がお互いのプロフィルを閲覧するツールとして作られました。恋人がいるのかとか、受けている授業のことなどを投稿して、学内の友だちや異性と親睦を深めることが目的だったのです。 限られた人しか使えない閉鎖的な空間は、のぞいてみたくなる、参加してみたくなるもの。「見た? あのサイト」「使ってみろ、すごいぞ」と、大学という閉じられた場を中心に、クチコミの強い伝播力で瞬く間に大学ごと