意識して見なければ気にならないかもしれないが、言われてみれば気がつくだろう。20年目を迎えたJリーグで、ある“ルール”が変わった。今季、ユニホームのシャツをパンツに入れず、裾を出した状態でプレーすることが認められるようになった。もともと競技規則には明記されていなかったが、日本では「見た目にいい印象を与えない」「マナーや身だしなみ」などの観点から、シャツをパンツに入れることが「ローカルルール」となっていた。それが撤廃された。 最も大きな理由が、国際基準に合わせたという点だ。日本サッカー協会の松崎康弘審判委員長が「バルセロナのメッシも、ドルトムントの香川も、いつも出している」と言うように、海外では多くの選手がシャツを出してプレーしている。今や「紳士の国」でさえ、イングランド代表やプレミアリーグでシャツを出してプレーする選手が目立つ。一方、昨季までJリーグではシャツを出している選手がいると、プレ