TOTOは同社のシステム基盤に米アマゾン・ウェブ・サービスのパブリッククラウド「Amazon Web Services(AWS)」の採用を決めた。受発注などの基幹業務システムだけでなく、3D CADや電話システムを含めて順次パブリッククラウドで稼働させる。一部のシステムは2018年11月から移行を始めており、2022年までに移行を終える計画だ。 同社は2018年10月に業務システムの実行環境を自社サーバーからNTTコミュニケーションズのプライベートクラウドに移し終えたばかりだった。それにもかかわらずAWSへのリプレースに踏み切ったのは、BCP(事業継続計画)を考慮してサーバーの冗長性や災害対応を強化するのに加え、AI(人工知能)やIoT(インターネット・オブ・シングズ)関連のサービスの柔軟な利用を考えたためだ。
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