ソール・ライター 《足跡》 1950年頃 発色現像方式印画 ソール・ライター財団蔵 ©Saul Leiter Estate これから、この連載でご紹介していく、 とにかくかっこよくて、 デザインされたかのように斬新な構図の、 まるで昨日みたいな雰囲気なのに 何十年も前に撮られた、 じわーっと郷愁を誘う写真の数々は、 歴史に埋もれることを自ら選び、 80歳を超えるまで無名だった老人が、 ニューヨークの自宅周辺で、 60年以上にわたり撮り続けた写真です。 彼の名前は、ソール・ライター。 日本で初の展覧会開催にあたり、 生前の「伝説の写真家」と親交のあった ポリーヌ・ヴェルマールさんに、 ソール・ライターってどんな人だったのか、 うかがってきました。 担当は「ほぼ日」奥野です。 I find it strange that anyone would believe that the only t