トップ > 特集・連載 > 東日本大震災 > 福島原発事故 > 記事一覧 > 記事 【福島原発事故】 高圧洗浄機にコンクリの壁 除染で線量低下2割の値も Tweet mixiチェック 2011年11月16日 福島第一原発事故で放出された放射性物質の除染が進む中、国や県が推奨する高圧洗浄機の効果に疑問が浮上している。コンクリートやアスファルトは、洗い流せば簡単に除染できそうな印象だが、いざ実践してみると、放射線量が二、三割しか低下しないとのデータも。福島県の自治体からは「新たな除染法の検討が必要かもしれない」と戸惑いの声も漏れ聞こえる。 (住彩子) 福島市は先月末、住宅の屋根やアスファルトを除染した結果をまとめた。アスファルトを高圧洗浄機で除染したところ、毎時一・八マイクロシーベルトだった線量は一・四マイクロシーベルトと二割ほどしか下がらなかった。 こうした状況を見越し、生活協同組合のコー