飛ぶ鳥を落とす勢いの同社だが、実は3期連続「炎上」という暗黒時代もあったという。深夜残業、休日出勤、クライアントへの度重なる謝罪を乗り越えて、顧客満足度の高いサービスに生まれ変わるまでのストーリーを聞いた。 300のアプリが一斉にダウン ヤプリが炎上に見舞われたのは17年のことだった。それまでtoC向けサービスとして展開していたが、toBへの導入が急増した。エンドユーザーが100万人を超える企業に導入されたことでシステムが負荷に耐えられず、ダウンする現象が頻発したのだ。 「当時のお客さまはアパレルや飲食店がメイン。必然的に人出が増える土日にアプリの利用が集中しました。プッシュ通知やクーポン発行などの機能が一斉に使用されるため、システムが作業負荷に耐えられず、アプリがフリーズする事件が多発しました」(広報 荒川萌氏) アプリがサクサク動くことが”当たり前”の現代人からすると、急にアプリが動か