2022年、IntelからGPUチップ(GPUボード)が発売された。GPUと言えばNVIDIA、AMDだがそこにIntelが加わった。2022年にはIntelだけでなく中国メーカーからもGPU(中国オリジナルのGPUチップを用いたもの)が多数発売されている(弊社では数種のボードを入手しており、2023年には中国製GPUの報告を行う計画である) 図1は、2022年第2四半期(2Q)に発売されたIntelのGPU「Arc A380(以下、A380)」を搭載した、台湾ASROCK製のボードの様子である。位置付けとしてはGPUのローエンドモデルになる。ローエンドなので演算性能は高くない。そのため発熱も小さく空冷ファンは1基、ボードも手の平より若干大きい程度だ。先行するNVIDIAの「GeForce GTX 1630/1650」などの競合製品になっている(ボードサイズや形状もほぼ同じ)。 ボード上に
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