知財戦略2008が公表され、デジタル放送のコンテンツ保護についても言及されている。Friioの登場で、現行のB-CASやARIB STD-B25ではコンテンツ保護が難しいことが明らかとなった。ダビング10が1ヶ月遅れでスタートしたとはいえ、媒体の寿命を考えた場合に1世代10回のみという制限がユーザーにとって使いやすいか疑問もある。3年後に控えるアナログ停波へ向けて、早急な検討が待たれる。 デジタル放送のコンテンツ保護に関するルール及びその担保手段の在り方について、権利者が安心してコンテンツを提供できる環境整備の観点や ユーザーにとっての使いやすさへの配慮等を踏まえて検討を行い、2008年度中に一定の結論を得る。 Friio対策では法執行の枠組みなど様々な議論があり、受信機規制の可能性について頭の体操を続けている。その過程で受信機規制の歴史を調べていて驚愕したのは、戦前の法制度では通信と放送