3月のダイヤ改正で姿を消すブルートレインの愛称で知られる「富士はやぶさ」。入線すると多くの人がカメラを手に記念撮影していた=19日午後、JR東京駅 (矢島康弘撮影) 東京駅を発着する最後のブルートレインとなる寝台特急「富士」(東京-大分)と「はやぶさ」(東京-熊本)のラストランまで、残り1カ月を切った。なかでも「富士」は、日本で初めて列車の愛称に使われた由緒ある名前。最後の列車となる3月13日の乗車券は発売後わずか10秒で完売。思い出が詰まり、伝統の名前を持つ列車を目に焼き付けようと、東京駅のホームには大勢のファンが連日集まっている。 19日午後5時20分ごろ、カメラを構えた大勢の鉄道ファンが待ち受ける中、東京駅の10番ホームに「富士・はやぶさ」が入ってきた。機関車の切り離しや連結作業を経て、午後6時3分、ゆっくりと出発した。 JR東日本東京支社によると、廃止が発表された昨年12月19日以