今、ロースクールでは期末試験のシーズンです。 刑事系の科目で試験問題を作るということは、設例となる事件つまり犯罪を考えるということになります。 判例の事例をそのまま出したりしたんでは、判例の要旨だけ引き写すような学生がいないとも限りませんので、学生の皆さんに考えて貰おうとしますと、オリジナルの新たな事件を考え出す必要があります。 しかし、完全犯罪であってはいけません。 どこかに間の抜けたところがないと問題になりません(^^) だいたい共犯者のいる問題になります。 しかし、共犯者間の意思疎通が完璧であってはなりません。 現実に起こる事件でも多くの場合、共犯者それぞれの思惑が違います。 そうなると、いろいろ問題が生じてくるわけです。 そういう問題を考えるトレーニングができているかどうかを確かめる必要があります。 というわけで、不完全犯罪計画を作っていたわけです(^^) 3科