麻生首相は21日、東京・八重洲の八重洲ブックセンター本店を訪れ、「吉田茂と昭和史」など9冊を購入した。現在新刊「1Q84」がベストセラーとなっている村上春樹の著作コーナーにも立ち寄り、記者が「村上春樹の作品は読まれるのか」と問いかけると、「何で外国で読まれるんだ? 外国で一番売れている小説家なんだろうな」と述べた。 麻生首相が購入した本は以下の通り。「アステイオン70 特集 冷戦終結20年」アステイオン編集委員会編▽「戦後世界経済史」猪木武徳著▽「吉田茂と昭和史」井上寿一著▽「政治の精神」佐々木毅著▽「日本の『世界商品』力」嶌信彦著▽「日本の『実力』」中西輝政著▽「日本産業社会の『神話』―経済自虐史観をただす」小池和男著▽「21世紀の歴史」ジャック・アタリ著▽「日本を賤しめる『日本嫌い』の日本人―いま恐れるべきはジパノフォビア」渡部昇一著。