ラッピングカーができるまで その特殊な制作工程 車全体を画面としてデザインするわけですが、車両は直方体ではなく、美しい曲面で構成されています。車両の寸法図を取り寄せても、その立体曲面の展開図は手に入れることはできません。 ではどうするのか。まずはメジャースケールの当て方を工夫して型紙のようなものを作ったり、変形させて実寸の形、取っ手やウインカーなどのパーツ位置を割り出したり、超アナログな作業からスタートです。 完成した姿をイメージして、グラフィックデザインを検討します。ステッカー貼り付け施工を想定し、前後左右、そして上部(屋根)に展開。多くのカーラッピング用のステッカー素材は1.3メートルほどの幅でできたロール状のものです。1.3メートルよりも大きい盤面は、ステッカーを貼りあわせていきますので、なるべくステッカーのつなぎ目ができないようにパーツ取り(分割)をしてステッカーに印刷します。この
![痛車はこうしてできている――最新デジタル印刷と職人技のスーパーコラボ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/a8896f8ff3489bbbcbbc8cfd0206b3ad4067f64e/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fimages%2Flogo%2F1200x630_500x500_news.gif)