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ゆっくり読むに関するamenomorinoのブックマーク (11)

  • 余白と良さとフェルマーの最終定理 - マトリョーシカ的日常

    なにかの拍子で余白を意識するようになった。いかなる立ち振る舞いにもそれ相応の自由度が必要であり、それにはスペースを設けておく必要があるのだった。さいきん文章を書けていないことを逃げていった二月のせいにしたいけれど、どうもそれは違うようだ。日々の生活の中のこまごまとした出来事に追いやられて、私には余白が足りなかった。作らなければならない。どうにかしなくちゃ、と会社の行き帰りに考えているがどうにもならなかった。なぜか。書かなかったからだ。 サイモン・シンの「フェルマーの最終定理」を読んだ。一九九四年、数学者のアンドリューワイルズはある難問を証明した。それに至るまでの長い歴史が丁寧に書かれていた。フェルマーの最終定理とは、「/この方程式はnが2より大きい場合には整数解をもたない」という定理である。問題は小学生でも理解できる単純なものだ。しかしこれを証明することは大変難しかった。この定理を持ち出し

    余白と良さとフェルマーの最終定理 - マトリョーシカ的日常
  • 取り去るものとしての「学び」 - 降りていくブログ 

    少し前に話しをしたときに、学びという言葉が出た。学びに限らず、政治なり、活動なりについても同様に思うけれど、よく検討するなら、自分はそれをやってないとか関わってないということがそもそもあり得ない。 やってないとか、関わっていないとかいうのは、日々生きていて、さらにその上に意識して付け加えるものとしてそれらのことを認識しているということなのだけれど、そう考えることで滞る。あるいはあえてそう考えることで、それ以上の検討をしなくてよくなるからやっているということもあるだろう。今は今のバランスの均衡があって、それを崩すものは困るのだ。崩れると何かしなくてはいけなくなるから。 それはさておき、自分や自意識によってゼロから力を出すと考えるのではなく、水道に管をつなげばそのつないだ先からも水が出てくるように考えるのが実際に即していると思う。圧は既にある。ないと仮定すればその瞬間終わっている。その前提のも

    取り去るものとしての「学び」 - 降りていくブログ 
  • 自作のオリジナル回文のベスト100 【前編】 - 何かのヒント

    一時期、大流行した「何とかベスト100」を、近ごろすっかり見かけなくなった……。 そんな今こそ、あえてベスト100に挑戦してみたい! 燃え上がる欲望の炎に包まれた私には、実は昨年末から今年前半までに作ったオリジナルの回文が400作ほどあるのであった。 その中から大胆にも100作を選んで、図々しくも順位をつけて発表してみたい。 ちなみに逆から読む時に、濁った音とそうでない音(たとえば「で」と「て」)は同じ音として見做すのが回文のルールである。 いきなりで恐縮だが、 まずは第100位! hiruyo.hateblo.jp 99位! hiruyo.hateblo.jp 98位! hiruyo.hateblo.jp 96位! hiruyo.hateblo.jp 95位! hiruyo.hateblo.jp 94位! hiruyo.hateblo.jp 93位! hiruyo.hateblo.jp

    自作のオリジナル回文のベスト100 【前編】 - 何かのヒント
  • 名古屋市営地下鉄名城線ホームに設置されているエレベーターをすべて調べてきました! - バンビのあくび

    みなさん、こんにちは。 寒さを感じるような季節になってきましたね。 さて。以前にこのような記事を書きました。 bambi-eco1020.hatenablog.com たくさんの方に読んで頂けたようでとても嬉しかったです。 それ以後、息子とまた調査が出来たらいいねと話していたのですが・・・今回、2回目の調査が実現致しました! 今回は「名古屋市営地下鉄名城線ホームに設置されているエレベーターをすべて調べてきました!」でお送りしたいと思います。 名城線は全部で28駅ある環状の路線です。 今回、調査するにあたり、以下のようなルールを設けました。 ・金山駅をスタート地点とし、右回りに進んでいくこと ・右回り、左回りが違うプラットホームだった場合、どちらのエレベーターも調べること 名城線は運転方向の案内に山手線のような「内回り・外回り」ではなく「右回り・左回り」という表現を使っています。 右回りはC

    名古屋市営地下鉄名城線ホームに設置されているエレベーターをすべて調べてきました! - バンビのあくび
  • 書くことあり日記:【一周年記念企画】バカバカしい記事オールスターズ - 何かのヒント

    当ブログの一周年を記念して、バカバカしい思いつきや考察、アイディアなどについて書いた記事のみを選んでみた。 読み返してみると、一ヶ月に1~5回ほどのペースで、コンスタントにこの種の記事が書いてある。 なるべくバカバカしい記事を書きたいと思っているのでホッとしたような気がする一方、客観的に見ると「この人、大丈夫なの?」と心配になるような複雑な心境である。 2014年8月 hint.hateblo.jp hint.hateblo.jp 2014年9月 hint.hateblo.jp 2014年10月 hint.hateblo.jp hint.hateblo.jp hint.hateblo.jp hint.hateblo.jp hint.hateblo.jp 2014年11月 hint.hateblo.jp hint.hateblo.jp hint.hateblo.jp hint.hateblo

    書くことあり日記:【一周年記念企画】バカバカしい記事オールスターズ - 何かのヒント
  • 俳句の本を読む:「八十八句」丸谷才一 - 何かのヒント

    「八十八句」は丸谷才一の句集である。 しかしこのは非売品で、全集の初回配分の特典になっていたもの(注:後に「七十句」と合わせて文庫化された)。 七十句/八十八句 (講談社文芸文庫) 作者: 丸谷才一 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2017/11/10 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 私は全集を買った訳ではなくて、たまたま図書館にあったので借りて読んだ。 中身は題名の通り「八十八句」からなるかというとそうではなくて、実際は百四句ある。 今度『七十句』 以後の作をまとめて出してもらふことにしたが、句数は題と揃へてあるわけではない。いい加減である。これも俳味と受取つてもらへると嬉しい。 とあとがきに記されている。 「春」「夏」「秋」「冬」「新年」と分かれているので、順番に何句か紹介してみたい。 まずは「春」。 生きたしと一瞬おもふ春燈下 この句には添え書きがあって「金沢

    俳句の本を読む:「八十八句」丸谷才一 - 何かのヒント
  • 【第9回】短編小説の集い とりまとめ - 短編小説の集い「のべらっくす」

    雨に風に火山に地震、天変地異が続く日列島ですが皆さん体は差し障りないでしょうか? せめて心の中は日晴れでいたい、そんな主催者です。そんなわけで今月のとりまとめです。 kannno-itsuki.hatenablog.com 雨宿りから始まる過去と未来への折り合いのつけ合いのお話ですね。毎回トップバッターありがとうございます。Re:ボーイミーツガールという感じでこういう話は割と好きです。微妙な関係が雨を口実に距離が縮んで、することもないので過去へ戻り、雨が降っている現在に戻ってきても特に話が進むわけではない、でも確かに雨が近づけている……観客は「はやく言っちまえ!」と思っていても人たちには大事な時間ですよね。意外と雨が止んだら夢のように醒めてしまうのかもしれないという含みが感じられました。 www.drinkerlife.com 恋人の安否を気遣った過去を思い出すお話ですね。ご自身の経

    【第9回】短編小説の集い とりまとめ - 短編小説の集い「のべらっくす」
  • 小説『わたしを離さないで』感想文 - ←ズイショ→

    わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) 作者: カズオ・イシグロ,土屋政雄 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2008/08/22 メディア: 文庫 購入: 32人 クリック: 197回 この商品を含むブログ (292件) を見る 先日からカズオ・イシグロの『私を離さないで』を手に取り、つい今しがたそのすべてを読み終えた私は、その感想エントリをどうブログに書くべきか――あるいは書かないべきか――ほとほと困り果ててしまいました。それと言うのも、噂には聞いていたとおりにこの小説はあまりにネタバレが望ましくない、主人公の語りとともに霧の中をさ迷い歩くように読むのが望ましい、そんな小説だったからです。何かを掴もうと無邪気に所在なさげに切望する幼子のように、ぶっきらぼうに腕をできるかぎりに前方に突き出しよたよたと歩みを進めるような、そんな読み方がきっともっとも相応しい、そんな小説であるよう

    小説『わたしを離さないで』感想文 - ←ズイショ→
    amenomorino
    amenomorino 2015/05/30
    挫折した本なので色んな読んだ人の話が聞きたい。
  • 20140925 - ←ズイショ→

    僕は割りとイメージというものをすごいもんだと思っていて、僕は貴方の考えることはわからないんだけど僕と貴方が同じイメージを持つことくらいは可能なんじゃないかと思っている。十人十色に八百万の人がいて、それらすべてに前倣えをさせる万能なイメージはないけれども、僕と貴方を滑らかにする程度のイメージくらいならなんぼでもどうにでも捏ね繰り回して捏造することができるんじゃないかと思っている。それをペイフォワードと呼ぶ人もいる。 例えばそこに「辛い」とか「もうだめだ」という感情があって、それはそうなんだろうと思う。「それ如き何だ」と言っても仕方ないのだと思う。「辛み」という何かがあって、それが少しでも溢れてしまえばそれは「もうだめだ」となるのであって、「俺はその程度の辛み注がれたってヘッチャラだぜ」と器がでかい人のふりをして何かを言ってみても仕方ないんだろうなと思う。「溢れている」というのはそういうことな

    20140925 - ←ズイショ→
  • 釦 - 一日

    2014-09-23 釦 道端に釦(ボタン)がひとつ落ちていた。花のかたちをしていて、中央に真珠のようなビーズが嵌っていた。七歳のわたしは「真珠のような」ではなく真珠だと思ったし、だから宝物を見つけたように興奮しながら拾って、走って家に帰って母に渡した。 母は一度ありがとうと受け取ってから「きれいだと思うならあなたが持ってなさい」と返してきた。 お母さんは全然こんなの欲しくなかったんだな、とがっかりした。こどものわたしには宝石に見えたとしても大人にとってはただのごみらしかった。小説というのをはじめて書いたのは三十五歳の時だった。ひとつ書いたらその後から書きたいことが次々湧いてきて、夢中になって書き続けた。ようやくかたちになったものを公募の賞に出して、それが最終候補に選ばれたという電話をもらった時に最初に頭に浮かんだのは母の顔だった。 子どもの頃から何をやってもだめで、ほめられたことが

  • 從《詩經》學比喻 | 聲韻詩刊 | 獨立媒體

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