コンテンツは現場にあふれている。会議室で話し合うより職人を呼べ。営業マンと話をさせろ。Web 2.0だ、CGMだ、Ajaxだと騒いでいるのは「インターネット業界」だけ。中小企業の「商売用」ホームページにはそれ以前にもっともっと大切なものがある。企業ホームページの最初の一歩がわからずにボタンを掛け違えているWeb担当者に心得を授ける実践現場主義コラム。 宮脇 睦(有限会社アズモード) 「Web 2.0」の提唱者、ティム・オライリー氏はその定義の1つに、未完のままバージョンアップを繰り返し進化し続けるソフトウェア(サービス)を挙げて「永遠のベータ版」としました。これを、拙著『Web2.0が殺すもの』で「子供オヤジ」としたのは、きれいな言葉で綴った責任回避の礼賛への反語としてです。 Web 1.0(笑)以前から終わりのないバージョンアップは常識で、商品化にあたり便宜上「Version 1.0」と